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新井白石と白岡 2015/6/27(土)

江戸時代の学者にして政治家、新井白石。徳川6代将軍家宣の時代に「正徳の治」を進めた歴史的人物で、その生涯は小説にもなっています。 
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藤沢周平著「市塵」

新井白石は白岡市とゆかりの深い人物です。白岡市野牛地区の領主を務め、幕末まで野牛は新井家の領地でした。野牛には白石直筆の漢詩など貴重な資料が残っています。

 

6月27日に「野牛文化財愛護会」の設立総会が行われ、新井白石の研究者である坂井昭先生を招き、研修会が開かれました。今回自分も参加させて頂きましたが、白石が野牛を想って書いた直筆の書簡や肖像画についての講演等があり、充実の内容でした。

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仁愛や礼儀を重視する儒教の政治を行うとともに、大胆な経済政策を進めた白石。白岡でも、道徳的な教えで野牛をまとめたと言われています。また「白石堀」と呼ばれる農業排水路を掘り、排水の便をよくして収穫力を向上させるなど、農業基盤の整備にも尽力したと伝えられています。
 

調べてみると業績が非常に幅広く、単純に括ることが難しい人物です。白石は、当時日本に密航してきた宣教師シドッチから西洋の様子や考え方を学び、その長所を取り入れようとしたそうです。そんな事から白石の事を西洋研究・近代思想の先駆者と呼ぶ学者もいます。
 

新しく建設される生涯学習施設の中でも、新井白石と野牛についてのコーナーが設けられる予定です。こういった白岡ゆかりの人物や歴史を守るだけに留まらず、もっと広く発信していけたらと思います。

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