下水道施設の老朽化を調査 2025/8/27
下水道施設の老朽化調査のため新河岸川水循環センターへ。
先般行われた下水道管の全国緊急点検で埼玉県の下水道管は3カ所で腐食などの異常が確認されました。その3か所は、この新河岸川水循環センターにつながる下水道管です。「八潮市道路陥没事故調査特別委員会」のメンバーで現場調査をしました。

3か所の腐食箇所についてはすでに補修を行い、事故のリスクも無いとの報告がありました。
しかし、施設の老朽化は進んでおり、10年寿命の設備を20年補修しながら騙しだまし使用するなど、ストックマネジメントに大きな課題が見られました。


施設更新の財源が不足しており、特に国からの補助金が減ってきています。必要額の3分の2ほどしか確保できない年もあるようです。
設備の老朽化により下水の処理能力が落ちる事が懸念されます。また、事故などのリスクも高まり、応急修繕の繰り返しでトータルコストも膨張してしまうと思います。

下水処理はなくてはならない日常インフラです。
必要な予算が確保できるように国に訴えることはもちろんですが、それだけでなく、ストックマネジメントの適正化や下水道経営のあり方についても改善が必要です。今日の調査を今後の委員会での提言などに繋げていきたいと思います。
