若い力で白岡市・宮代町を活性化!渡辺そういちろう 公式ホームページ

白岡市で農業を法人化できないか 2016/10/25(火)

先日、福井県大野市に視察に行きました。農業法人の視察です。
 

個人個人で農業をするのではなく、組織化・法人化して、地域の農家が共同で農業を行うスタイルがあります。それを白岡市で適用できないか? という事で先進地に伺いました。

IMG_2555.JPG

白岡の農業者の方とJAの方々とともに訪れた先は、ねぎ、米、そばなど複合経営を行う農業法人です。周辺の農家もこの法人に参加し、農業経営を行っています。
 

自然環境は白岡市とは異なります。まとまった田畑、優れた水環境、規模化やブランド化に適した環境が存在します。環境は違いますが、白岡市内でも効率化で生産性を高められる可能性を持つ地域はあります。農業法人のもとに農地を一括して計画的に利用すれば、労働力の軽減や分業化が図られるだけでなくて、経営発展の可能性が生まれます。

IMG_2550.JPG

農業機械を共有できるのも大きなメリットのひとつです。とにかく農業は回収できない初期投資に悩ませられますが、機械の共同利用により償却費は圧倒的に軽減されます。今後、IT化やロボット化が進めば進むほど、このメリットは大きくなります。

IMG_2562.JPG

大野の市役所では明確に「共同型農業」「農業法人」を目指した支援をしています。中でも市が朝市などを開催し、独自に販路開拓をしている事が驚きです。独自組織を作り、市内で販路をつくるとともに、東京にも農産物を売りにいっているといいます。「JAが開拓できない販路を市は開拓する」と競うように役割分担されていたのが見事でした。

yryryry.png

電通と二人三脚で進めたというシティプロモーションでも、農業の魅力発信に力が注がれていました。「なんにもないところから始めたんです」と語る担当者の方は明確なビジョンのもとに、国では手が届かない農業政策を積極的に仕掛けていました。
 

農業の共同化や法人化は合意形成の問題や継続性、役割分担の問題など課題を挙げればいくらでも挙げられます。しかしそれにも増して可能性のあるかたちだと思います。
 

今までの個人個人スタイルで持続性と発展性のある農業を行うことは無理を感じますし、法人化は企業の参入や後継者の確保を促す面でも効果が期待できます。
 

白岡市でも独自の農業ビジョンを描いて、それを現場とともに実現していかなければならない、「その時」が来ていると思います。

fdddddddss.bmp

お問い合わせ先

渡辺そういちろう事務所
〒349-0214
埼玉県白岡市寺塚31
tel:0480-53-5834
fax:0480-92-2258
>>メールフォーム

QRコード

QRコード