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新図書館の運営について (2017年6月議会一般質問)

白岡市では2018年の開館を目指して新図書館の建設が進んでいます。市議会でも施設の運営に関する協議が始まっています。6月議会では新図書館の運営について一般質問しました。

 

・人員配置について

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渡辺(質問):「新図書館は多くの方々に利用されて初めて事業の成功が決まる。そのために重要な事は、運営やソフトの充実だ。たとえ立派な建物が出来ても、利用しづらく、また利用する魅力がなければ、単なるハコモノとなってしまう。 

施設は市の直営との事だが、人員配置についてどのような計画があるか。特に専門的な人材配置をどう考えているか。例えば図書館には選書という仕事がある。選書や蔵書管理は誰にでもできるものではなく、専門的な知見が必要とされる分野だ。こうした専門職や、新図書館専任の職員配置は計画しているか。」

 

市役所(答弁):「この度の施設運営においては図書館、資料館、生涯学習の3つの機能の融合を目指している。図書館については来館者の調査研究を支援するレファレンスサービスに力をいれた課題解決型図書館を目指している。司書と学芸員が連携したレファレンスサービスなど複合施設としての強みを活かしたい。

また様々な年代を考慮した選書を行い、蔵書や資料の充実を図っていく。人員配置については、司書資格を有する職員など専門的人材を確保するとともに、職員の知識の充実を図るなど、準備を進めていく。」

 

 

・ソフト面の充実をどのように図っていくのか

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(建設中の新図書館。白岡市役所から)

 

渡辺:「ソフト面の充実はどのように図っていくのか。特に多目的ホールではより多くの来館者を呼び込み、魅力を発信していく必要がある。多目的ホールはあくまでも貸し館事業としての位置づけなのか、それとも自主的な企画も積極的に行っていくのか。 

 
また開館イベントについても、内部だけで進めるのではなく、例えば市民の方がどういった開館イベントを望むのか、アンケート等で募集して、多くの方が企画に参加できるような仕組みはできないか。市の一大事業だ。気運を盛り上げ、市民とともに新図書館を創り上げたらどうか。」

市役所:「新施設では歴史資料の読み聞かせ会やミニ講演会、古文書解読講座の開催などを計画している。講演会をホールで開催しながら、関係する資料を資料館に展示するなど、複合施設のメリットを活かしていきたい。開館イベントについては、施設のロゴマークの募集や内覧会の開催などを予定している。また広報誌を活用して意見募集などを行い市民参加を促していきたい。」
 

 

新図書館の運営に市民の声を

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渡辺:「新図書館の運営は教育委員会が行うとの事だが、市民の方や有識者の意見を運営に反映させる事が重要だ。多くの市町村では図書館の運営には運営協議会を設置する。協議会は有識者や公募に応じた市民などが入り、よりよい運営に向けて協議していくものだ。

図書館法では図書館の運営に対し、住民に運営状況を積極的に公開し、連携していくことを義務付けている。白岡でも施設運営への市民参加と情報共有を図っていく必要がある。

新図書館の運営にあたり「運営協議会」を設置し、市民や有識者の声を反映させるシステムを用意すべきと考えるがいかがか。」
 

市役所:「第三者的な協議会の設置については、市民ニーズを的確にとらえるためにも、また公平な管理運営を行ううえでも有意義と考える。議員提案の運営協議会の設置について今後検討していく。」

 

 

====質問を終えて====

新図書館はお金をかけて、立派な建物ができれば、それで成功、ではありません。長期的な運営計画と質を高めるための工夫、何より公共施設においても、「来館者を増やそうとする意識」が必要です。特に図書館などの文化施設は漠然と運営されてしまう事がよくあります。

今の時代の図書館像は、ひと昔前のインターネットもなく情報取得も限られていた時代の図書館とは異なってきています。白岡においても新たなニーズや公共施設としての役割を常に考えていく必要があると思います。

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