駅周辺や市街地の活性化が必要だ (9月議会一般質問)
今議会で渡辺が行った一般質問について、ご報告します。今回は駅周辺や市街地の活性化について取り上げました。
白岡は昼間になると人がいなくなる!?
白岡市は日中、市外に働きに出る人が多く、昼間になると人が少なくなります。白岡の昼夜間人口比率※は73%、県内で下から2番目です。全国の市の中では下から5番目。この数字が低いほどベッドタウン化が進んでいると言えます。白岡市は全国でも極端なベッドタウンとなっています。
※昼夜間人口比率とは夜間人口に対する昼間人口の比率のこと。

白岡はお店も少ない?
「白岡はお店が少ない、街中に活気がない」という声があります。昼間の人口が少なく人通りがない事は市内の商業環境にも影響しています。
まちで買い物をする人が少ないために、市内の商店は潤わない。よって新しい店が増えにくい。お店が少ないために、買い物は市外へ行ってしまう。という負のループが発生しています。
こうした状況を踏まえ、市役所の認識とこれからの対策について一般質問を行いました。
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渡辺の一般質問
「駅周辺や市街地の活性化が必要だ」
渡辺Q「単なるベッドタウンになれば街の魅力は低下していく。官民協働で賑わいを創っていく事が必要だ。特に駅前のまちづくりは行政だけでは限界がある。外部の専門家を交え、魅力的な新店舗の誘致や活性化策の立案を図り、市民とともに総合的なエリアプロデュースを行っていく必要があるのではないか?」
市役所A「白岡駅周辺も撤退や廃業となる店舗が出てきている事を把握している。市としては、撤退した空き店舗の活用が図られるよう、 空き店舗を活かしたビジネス支援に取り組んで行きたい。外部人材や専門的人材を交えたエリアプロデュースについては他自治体の研究を進めて、検討していく。」

「創業支援で活性化を」
渡辺Q
「市の内部から活性化を図っていく必要もある。白岡は市外に働きに出ていく人は多いが、主婦など女性はまちに残っている。白岡市の女性の労働力率※は埼玉県内で最も低い。子育てを一息ついた女性が、小さなカフェや趣味を活かしたショップをプチ開業するための支援など、スポットを当てた起業支援で街の活性化を図れないか。また元気なシニア世代の方々への創業支援も有効ではないか?」
※労働力率とは15歳以上の人口に占める就業者の割合。
市役所A「確かに女性やシニア世代への創業支援は有効と考える。最近は、手作りの雑貨やアクセサリー販売などのプチ創業の相談も市の方に寄せられている。今後は女性やシニアのためのセミナー開催など起業支援策を充実させる。」

※一般質問の詳細・全内容は市議会HPの議会中継をご覧ください。
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市役所だけでまちづくりは進まない
一般質問を終えて、市役所の方も駅周辺の活性化の必要性は認識している事を感じました。しかし糸口が見つからない現状かもしれません。
行政だけで行うまちづくりには限界があります。行政は民間の事には関与しない、という姿勢はだめです。例えば、民間ディベロッパーが開発整備を行った新白岡駅周辺についても、まちづくりの活性化に向けて継続的に業者と協議をしていく必要があります。
また官民の取り組みだけでなくマネージャー・プランナーなどの専門家が必要なケースもあります。もちろんなによりも、地元の住民や地権者、商業者の方々にまちづくりに参画してもらう工夫が必要です。
白岡はお店が少ないという状況が、なかば当たり前になってしまっている状況があります。しかし、これはまちの大きな課題です。今後も議会における議論だけでなく、様々なアプローチで活性化を図っていきたいと思います。