上皇陛下の執刀医、天野教授と語る! 2023/3/7
先日、上皇陛下の執刀医として知られる順天堂大学の天野篤教授、そして三ツ林ひろみ衆議院議員と鼎談(三者会談)を行いました。地域の医療課題とまちづくりについて色々な話をしました。一部抜粋になりますが、ブログに掲載します。ご一読頂ければ嬉しいです。

白岡市・宮代町の医療の課題
渡辺そういちろう:本日は宜しくお願いします。私は現在、白岡市・宮代町で活動していますが、白岡・宮代の利根医療圏の医療環境には課題を感じています。この地域の人口当たりの病床数と医師数は著しく少なく、これまで改善されてきませんでした。小児二時救急(休日や夜間の子どもの救急)の受け皿も少なく、子供に何かあったときに不安だという声をたくさんいただきます。この状況を改善したい。また、私は宮代町における総合病院の必要性を訴えていますが、そのためには県と国で連携して、この地域のベッド数の枠を広げる必要があります。今こそ県の保健医療計画の見直しを進め、地域医療を改革していきたいと考えています。

三ツ林ひろみ:これから医療の需要は増加します。コロナ禍のようなパンデミックにも耐えられる医療環境が必要です。宮代町に総合病院を整備するには、利根医療圏の基準病床数を増やす事が必要です。私は国政で、渡辺さんには県政で声をあげてほしいと思います。この問題について私は医師会とも協議を行っていますが、問題意識は共通しています。
天野篤:質の高い医療環境を実現していくには、やはり医師の確保を進めなければいけませんね。それにはしっかりとした基幹病院をつくり医師を育てて派遣する体制を作らなければなりません。これは長期計画になりますが、今から進めていく事が重要です。10年先を見据えて政治活動ができる若い渡辺さんが取り組んでいくべき課題だと思います。

第125代天皇上皇明仁の手術を執刀。冠動脈バイパス手術の名医。順天堂大学の特任教授。著書やメディア出演も多数。蓮田市出身だが白岡市とも縁が深い。
白岡市への大学キャンパスの誘致
渡辺:私は白岡市の教育・文化水準を高めていく事が必要だと考えています。今、順天堂大学が新たなキャンパスを埼玉県東部地域に設立する事を検討していると聞きました。私は白岡市もこの候補地として立候補すべきと考えています。
天野:順天堂大学では新たに農学部と獣医学部のキャンパスを埼玉県東部地域に設立する事を検討しています。ぜひ白岡市も手をあげて頂きたいですね。
三ツ林:文教地区の特区制度を活用すれば国からも補助金が出るはずです。白岡市はもっと県や国の制度・力を活用して大胆な政策を進めていくべきです。農学部が来れば地元農業との産業連携も考えられます。

医師、衆議院議員。衆議院厚生労働委員長として国の最前線で福祉政策に取り組む。衆議院の区割り変更により白岡市・宮代町の新たな衆議院議員となった。
若い力で魅力的なまちづくりを
天野:白岡市や宮代町は川がたくさんあって梨や巨峰が盛んな場所ですよね。子供が川で遊べるような綺麗で安全な河川や田畑を取り戻す事も重要ではないでしょうか。神奈川の鶴見川など見に行くけれど、他の県に比べると埼玉県は河川の綺麗さを取り戻せていません。ぜひ渡辺さんの世代で白岡市や宮代町が持つ自然の魅力を高めていただきたいと思います。
三ツ林:おっしゃる通りです。また渡辺さんには地域を活性化させ、若い力が白岡にたくさん入ってくるような政策を進めてほしいと思います。足腰の強い自治体を創っていくには、企業誘致や地域産業の活性化が必要です。国からもしっかりサポートしていきたいと思います。
渡辺:河川の浄化については新技術も出てきていますので、政策の柱の一つとして取り組んでいきます。地域活性化についても自分のライフワークのひとつです。若い行動力と政策力で白岡市の活性化を図っていきたいと思います。自分が持つネットワークを最大限に活かしていきます。

