白岡市役所火災への支援-一般質問- 2025/6/20
県議会では一般質問が行われています。
一般質問では様々な県政課題について議論が行われます。昨日は白岡市役所の火災についての一般質問でした。
私は9月議会一般質問での登壇となるため、少しでも早く取り上げるため、今議会トップバッターで登壇する内沼ひろし県議から質問時間を頂き、白岡市役所火災について質問して頂きました。もちろん内容は事前にすり合わせました。以下が質問の内容です。

【質問】今般の白岡市役所火災は前例の少ない事例であるため、市の職員も手探りで復旧を進めている。県も寄り添った伴走支援が必要だ。特に復旧費用など財政面についてさらなる支援が必要ではないか?
【知事の答弁】火災からの復旧工事費については火災保険が適用される可能性が高いが、当面の資金手当てが課題と市から聞いている。県のふるさと創造貸付金や交付税措置のある有利な地方債の活用を市に促す。また防災機能強化につながる工事については交付税措置の高い有利な地方債が使える可能性が高いため、県から国にも働きかける。火害調査(建物の調査等)が10月頃まで行われ、その調査をもとに今後の復旧の方針が出されると思われる。市の方針のもとに必要な資金が詳細にわかった段階で、さらに具体的な支援を行っていく。
【質問】防災拠点となるべき市役所が機能不全となった。このような緊急時にさらに複合的に別の災害(地震など)が重なる可能性も考えられる。市役所が充分に機能しない時、市民・県民のため、県として市のバックアップ機能が求められるのではないか?
【知事の答弁】もし別の災害が起きた際の支援についても準備している。また今回の火事当日も白岡市の防災行政無線が使えなかったため、県の可搬型の防災無線機を設置した。さらに情報支援の技術支援チームが主要業務の復活をサポートするなどを行った。緊急時には市の状況を把握し、的確な支援をしていく。また今回の事故を踏まえて、他市町村へのバックアップ機能についても強化していく。
【質問】今般の白岡市役所の火災を受けて、同様の事故防止策やデータ管理の在り方など、県内市町村の危機管理体制の向上にどのように取り組んでいくか?
【知事の答弁】今回の白岡市の火災は電気系統のショートである可能性が高い。定期点検の実施や器具の適切な管理が重要だ。庁舎の適切な管理について県内全市町村にマニュアルを届け、事故防止を促す。またICT-BCPの作成を促す。41の県内団体が策定済み。未策定の市町に策定支援を行う。※ICT-BCP(ICT部門の業務継続計画)とは、災害時に庁舎が被災しても、ICT資源を利用できるよう準備するもの。
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以上が概要です。執行部からも前向きな答弁を頂きました。県執行部、そして県議団や県議会の多くの皆様に力を貸して頂いていること本当に感謝です。今後も引き続き取り組んでいきます。

飯能市選出の内沼県議と