白岡市に新しい図書館が生まれる

あくまで企画段階のものなので、今後変更する可能性はありますが、具体的な新図書館の姿が確認できます。イメージコンセプトは「梨だな」です。

梨だなをイメージした大屋根が特徴的ですね。周辺には樹木を植栽し、緑豊かな自然環境との調和を図るとのことです。全面ガラス張りでオープン性の高いデザインです。いい感じだと思いますが、いかがでしょうか。
内部は図書館と多目的ホール、資料館3つの機能が融合されています。ホールには彩玉ホール、豊水ホール、幸水ホールと梨の名前が名づけられており、ユニークです。外のイベント広場に面した幸水ホールの壁は開閉可能なガラス可動壁になっており、広場と一体になった野外ステージにも変化するとの事です。白岡まつりやその他のイベントでも様々な企画が実現できそうです。

建物の中には梨をイメージしたような丸い電球が・・・。夜に外からみると本当に大きな梨だなに見えるかもしれません。良く見ると椅子も梨のデザインになっています。かわいいデザインなので子供も喜ぶのではないでしょうか。

1階はにぎわいが生まれる広場、2階は落ち着きと静寂を重視したスペースとなる設計になっています。

資料探し、情報探しの手助けをする司書とレファレンス機能も充実される予定です。内部は太陽光や風力などの自然エネルギー活用と省エネ技術の導入により、ランニングコスト20%カットを目指します。


施設にはカフェが入りますので、コーヒーを飲みながら、芝生で寝そべって読書なんて事ができるようです。木漏れ日が入ってくるテラスでは友人とまったり休日を過ごす、そしてブラウジングコーナではソファで落ち着いて読書ができたり。利用者によって様々な使い方ができる施設設計になっています。

タッチパネル式のデジタルサイネージや検索機器なども充実する様です。
デザインは株式会社アールアイエーという大手設計事務所が手がけています。財源については図書館のために積み立てた基金と地方債が充てられる予定です。施設の詳しい内容は市のホームページでも見られますが、新たな「学び」「交流」「発見「創造」が実る場所、白岡の新図書館のデザインとして、充実した内容になっていると思います。

今回こうして具体的なイメージが出ましたが、「まだまだこれから」です。私は前の選挙でも、図書館をただつくるだけでは終わらせないと訴えました。これから本格的に基本設計が始まりますが、内容、安全面、運営費など、様々な懸念事項を議論していきます。
その中でも12月議会では財源と運営費について、そして来週始まる9月議会では「図書館へのアクセス確保について」を一般質問で取り上げる予定です。新図書館について色々な方に説明していく中で、「新しい図書館ができても遠くて行けない」「駅や小学校から行きにくい」という声が多数あります。特に小中学生が徒歩や自転車で行くには困難な場所にあることも事実です。この件について問題提起し、改善策を求めたいと思います。