農業の未来について②「若者や大学との連携を」(2016年6月一般質問)
白岡市では地元の農産物を活用して「新たな特産品」を開発する事業を行っています。その取り組みについて質問しました。
3.新商品開発事業に若者や大学との連携を
渡辺(質問):
〝当市の農産物を活用した新商品開発事業に、若手農家や将来の地域農業のリーダーに参加して頂き、新しい農業振興の切り口を共に見つけていくべきではないか?若手に新商品開発・販売の現場に加わっていただき、消費者ニーズを踏まえた事業展開や横断的な連携ができるリーダーを育てることは重要と考える。
また消費者ニーズから出発する商品開発は大変重要。近年の消費者ニーズは圧倒的に多様化している。パッケージやネーミングなど細かなところでも事業の成否が分かれる。生産者だけではなく女性や非農家など消費者となる市民の声を積極的に反映していく開発体制が必要ではないか?”
(さいたま市では、若手農家が自治体や大学と協働して、イタリアやフランス産の野菜栽培と流通を始めている。ゴルゴやフローレンスフェンネルなど付加価値の高い西洋野菜を栽培し、卸を通じて全国のレストランに提供する仕組みを構築している。まさに多様な消費者ニーズを踏まえた連携の取り組み。)
市役所(答弁):
〝白岡市では新商品開発事業を立ち上げ、当市の農産物を活用した新しい食品開発を行っている。試作を重ね、甘酒、漬物、トマトのドレッシング、肉みそのライスコロッケなどを開発した。今後は若者のアイデアを取り入れて商品化を進めていくことや、非農家の方にも消費者の視点から味のモニターに加わっていただくことも考える。白岡市が開発した加工品を関東はもとより、日本全国に発信できるように努力していきたい。”
渡辺(質問):
〝また白岡市は本年度、女子栄養大学との包括協定を結び、協働のまちづくりをすすめると宣言した。そこで、この新商品開発事業にも女子栄養大学との連携を図っていくべきではないか。特に栄養学は農業との相性もよく、その知識とノウハウを活用させていただくべきと考えるが。”
