木質バイオマス発電の視察 2025/7/31
自然再生特別委員会で視察がありました。循環型社会の形成の参考にするため、花巻バイオマスエナジーで「木質バイオマス発電」の取り組みを見に行きました。こちらでは間伐材や虫の被害があった木材を燃料として、化石燃料にたよらない電気を生み出しています。
発電した電気は、花巻市内の全小中学校等に供給し、「電力の地産地消」を実現しています。森林資源の再生に寄与していて、多くの雇用を生み出している所も評価され、新エネルギー財団が主催する令和5年度新エネ大賞にて受賞されている事業所です。
また、ユニークな所は余った熱を利用してきくらげの製造をしている所。栽培したきくらげは販売したり、地元の学校給食で提供したりしています。森林資源の再活用という切り口からエネルギー事業だけでなく農業も行っているのは珍しいです。
サステナブルな社会の構築のためには、多様な自然エネルギーの導入を進めていく事は重要です。この木質バイオマス発電については木材が豊富にある地域だからこそできる面はありますが、地域特性を活かしたエネルギー創出や電力の地産地消など参考になる点は多くありました。コスト面の課題などもありますが、地域に適したエネルギーを導入していく事はやはり重要だと再認識しました。今後の委員会活動に活かしていきます。