12月議会の報告② 2022/12/27
12月議会では市民団体から請願が出され、この審議が長引きました。今回出された請願は「教育機関等におけるマスクの選択制と黙食の撤廃を求める請願」です。
「埼玉有志子どもの笑顔を守る会」という団体から出された請願です。白岡市でも4名の方が入会されているそうです。
審議が始まる前に、さいたま市在住の代表者の方を参考人として呼びたいという紹介議員からの要望がありました。現場の声を聴いてほしい、という理由でしたので、さいたま市の方ではなく白岡市の方から意見を聞けないかと発言したところ、委員長が調整してくださり、白岡市在住の方からご意見を伺う事ができました。
請願の内容は文字通り、「学校等でマスクの着脱を選択制にしてほしい」という事と、「給食時には自由に会話できるよう黙食指導をやめてほしい」というものです。
自分も体質や精神的な面でマスクが付けられない子どもへの配慮は必要と考えます。そうした子どもたちにマスク着用を強制すべきではありませんし、行き過ぎたコロナ対策が学校で行われている事は是正が必要だと思います。ちょうど11月29日、文部科学省が全国の学校に対して「黙食」を求めない方針を出しました。マスクも、外してよい場面が示され、活動場所や場面に応じたメリハリのあるマスク着用を行う事としています。このような文科省の方針をしっかり学校に周知していく事が重要と考えます。
請願の内容にはおおむね賛成します。しかし、この請願の中には「マスクの選択制」という言葉がありました。これはマスクを着けるも着けないも、個人の自由、それぞれの家庭・子どもが判断すべきというふうにも解釈できます。マスクの着用を保護者や子どもにゆだねれば、マスク非着用者と着用者の混合状態となります。着用すべきかどうか判断できない家庭もあるでしょうし、非着用者と着用者に軋轢が生まれる可能性もあります。現在、コロナは今だ2類相当の感染症となっており、陽性者が増加すれば学級閉鎖になるなど、子どもたちの生活に大きく影響します。コロナを不安に思っている立場の家庭にも配慮すべきと考えます。
現状、いまだマスクの適切な利用は感染予防の観点から推奨されており、コンセンサスなしで、マスク利用の判断を各家庭に丸投げすべきではないと考えます。また、市議会が何の医学的根拠もなく、「マスクの着脱は自由です」とは言えません。
この請願にある、「黙食指導の撤廃」や「マスクを着用出来ない生徒に配慮する事」には賛成です。しかしながら、「マスク着用の選択制」という言葉はマスクのフリー化まで解釈が拡がってしまうため、そこを除いた部分を採択すべきではないかと発言し、委員会にて「一部採択」を動議で提案させて頂きました。
結果、提案させて頂いた一部採択の動議に多くの議員が賛成し、決着しました。本会議でも同じ結果となりました。
コロナの感染拡大は続いていますが、国も2類相当の感染分類について決断をして頂きたいと思います。自分は5類相当の分類を示していくべきではないかと思っています。
市議会としては適切な感染対策が学校で行われるよう、教育委員会に各学校への周知をお願いしたいと思います。