白岡市の待機児童は昨年は13名でしたが、今年に入り48名と大幅に増加しました。隠れ待機児童を含めると81名にもなります。近隣の久喜や蓮田、春日部よりも多い数です。
保育所をどれくらいつくるか、という事は「子ども子育て支援計画」で決められます。しかしこの計画が5年に一回の見直ししか行われず、柔軟に保育環境の整備ができません。需要調査も潜在的な保育ニーズを十分掴み切れているとは言えません。
一般質問を通して「計画を毎年度見直していく事が必要ではないか」と市に働きかけを行いました。直近の待機児童の状況を踏まえて、潜在的ニーズに対応する保育の受け皿づくりが必要だと思います。
電車通勤の方々からは駅に近い保育園を希望する声も頂き、「JRと協力して駅チカ保育所の設置を進められないか」という事を提言させて頂きました。市からは「検討させてほしい」と答弁がありましたので今後の進捗を見ていきます。
保育所だけでなく学童保育所の待機児童も問題です。こうした子育て支援に総合的に取り組み、力を入れていくべきだと思います。
自分が子育て支援に力を入れているのは、なにも自分が若いからではありません。
これから白岡も高齢化が進んでいきます。将来にわたって高齢の方々を支えていくためにも、若い世代を呼び込み、街全体を元気にしていかなければなりません。高齢世代をしっかり支えていけるだけの現役世代を確保すること。これをしていかなければ、街の活気など決して生まれませんし、高齢福祉も限界を迎えます。
白岡のようなベッドタウンで若い世代がいなくなり、高齢化だけが進むと、これはもう悲惨です。実生活のなかで高齢者を支える人がおらず、生産年齢人口の減少によって社会基盤を維持するだけの税収もなくなっていく。
白岡の「持続的な発展」のためには現役世代への支援、未来への投資は必要不可欠なのです。白岡を子育てしやすい街にしていかなければならない。自分が子育て支援に力を入れているのは、そうした思いがあるからです。
今、市長選が行われています。次の市長にはこうした未来への投資、子育て環境の整備をしっかり進めて頂きたいと思います。これからも議会の場でしっかり求めていきたいと思います。