小児病院で働くロボット「オリヒメ」 2025/3/7
埼玉県では、障がい者の多様な働き方を推進するため分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用して障がい者の就労支援に取り組んでいます。久喜市の土屋小児病院でも小さなロボットのオリヒメが入院患者と会話したり、子どもの遊び相手になったりしています。
分身ロボット「オリヒメ」を遠隔で操作をするのは、拡張型心筋症や身体表現性障害などにより外出が困難な障がい者の方です。病気や障がいで思うように外出できない方が、このロボットを遠隔操作しています。
オリヒメは絵本を読んだり、クイズをしたり、子供と楽しく遊んでいる姿を見せていただきました。操作している方もとても慣れていて、スムーズな動きや子供を飽きさせない会話など自在にオリヒメを使いこなしている印象でした。外に出られない方の就労支援として凄く良い取り組みだと思います。
もっとサイズが大きなオリヒメもあり、遠隔ボタン一つの操作で重いものを運んだりもできるそうです。デイサービス施設に導入し、高齢者の話し相手になっている例もあります。様々な可能性が広がる分身ロボット。ロボットはファミレスなどでも見る機会が増えてきましたが、介護現場など人出が足りない現場でさらに活躍する機会が増えていくだろうなと感じました。