救急搬送の改善が必要 2026/6/22
埼玉県議会では一般質問が始まりました。今日は複数の議員から「救急搬送困難事案」について質問がありました。
救急搬送困難事案というのは救急隊が搬送先の医療機関へ4回以上紹介し、現場滞在時間が30分以上となったケースを言います。要するに「救急車が病院に断られて治療までに時間がかかってしまう状態」のことです。この救急搬送困難事案の発生率の高さが埼玉県の大きな課題です。
直近のデータ(令和8年6月上旬)では県内で週に約150〜200件もこの救急搬送困難事案が発生しています。全国平均と比べても高いです。
大きな要因はやはり急速に進む高齢化と医療ニーズの増加、また人口に対して医師・医療機関が不足していること。
埼玉県は全国で最も高齢化スピードが速い県とも言われますがそれに伴って救急需要も増加しています。今後も急搬送数の急激な増加と,救急医療機関の負担増加が懸念されます。
県の対策としては医療機関への補助金拡充を実施したり、救急電話相談の活用や救急車の適正利用を促したり、対策はしています。しかし、こうした一つひとつの取り組みを見てもそれぞれ課題はあるし、改善のための決定打はまだ打てていない状況だと思います。医師不足などは一朝一夕に解決はしませんが、医師確保などの抜本的な取り組みを進めつつ、環境が整わない中でも総合的対策を構築していく必要があります。
自分は以前の議会で、救急システムの改善(一斉照会システムの拡充)が必要ではないかと問題提起をしたところです。この事についても担当部局で改善に向け検討が進められています。今後、また違った角度からこの問題については議会で政策提言をしてきたいと考えています。