今日は運動会 2015/9/19(土)
南小の小学生たちも元気いっぱいです。騎馬戦では紅組・白組両チームが接戦を繰り広げ、応援にも思わず熱が入りました!
一年生も速い!
騎馬戦は延長戦へ・・・、タッチの差で勝敗が!
今日は運動会 2015/9/19(土)
南小の小学生たちも元気いっぱいです。騎馬戦では紅組・白組両チームが接戦を繰り広げ、応援にも思わず熱が入りました!
一年生も速い!
騎馬戦は延長戦へ・・・、タッチの差で勝敗が!
補正予算の審議 2015/9/18(金)
自分は今年の春から新しく議員になりましたが、今まではいち市民として白岡は「こうした方がいいんじゃないか」とか「ここがいい所だ」など考えていました。しかし議員になると、やはり入ってくる情報量が違います。予算についても、こうして決算書を細かく確認すると、如実に見えてくることがあります。
実際の白岡の財政状況というのは比較的安定しています。以前は高かった実質公債費比率(収入に対する借金の返済費の占める割合)も徐々に下がり、財政力指数も県平均より良い数字です。
しかし、高齢者福祉や社会保障費の増加など様々な問題が山積みです。それに加えて、マイナンバー導入や公共施設の老朽化など、社会インフラの更新も目前に迫っています。市民のニーズも多様化していて、業務には質も量も求められています。
今は国だけではなくて、自治体も本当に厳しい環境にあるということを実感します。一筋縄ではいかないことばかりです。
ただ、こういう状況だからこそ、やりがいもまたあるのです。自分がやるべきことの、優先順位を決めながら、ぶれずに一つひとつ取り組んでいこうと思っています。
豪雨から一夜明け 2015/9/11(金)
白岡市でも台風が上陸した9日には155ミリの雨量を記録。市は被害防止のため、市内巡回、冠水箇所の通行止めや土のうの配布などの対応に追われました。主だったところでは、西地区の道路冠水、カルバートボックス4箇所の冠水、姫宮落川の越水などの被害が出ています。他の地区の被害状況も心配です。
爪田ヶ谷地区では、姫宮落川が越水し、農道や稲刈り前の田んぼが水に浸かってしまっています。
2~3日の雨でこれだけの被害です。雨の降り方も、まるで滝のようで、日本的な雨のイメージはもうありません。今までの治水対策を根底から覆すほどの猛威です。
白岡市は自然災害としては、主にはこういった水被害か竜巻などの被害になるかと考えられます。いずれにせよ今までの固定観念に囚われず防災強化に努めていきたいと思います。
また台風の際ですが、できる限り外に出ず、建物内で過ごすことが基本です。河川や用水路の見回りも危険です。水の流れは予想できないので、あれよあれよという間に危機的な状況になってしまいます。避難勧告や避難指示が出たら、すみやかに避難場所へ向かいましょう。(外が危険な場合には、無理せず、自宅や近くの高い建物に避難する方が適切な場合もあります。)
是非、市のハザードマップや防災コラムなどを一度お目通しください。
新生涯学習施設のシンポジウム開催
「地方創生のカギを握る地域の図書館 〜わくわくする白岡市の生涯学習施設を創ろう〜 」と題し、講師の方々と共に参加型パネルディスカッションなどが行われます。
コーディネーターには花井裕一郎氏をお迎えします。花井氏はフジテレビのディレクターを経てNHKや民放番組の演出で活躍。その後、東京から長野県小布施町に拠点を移し、NPOオブセリズム理事として「まちじゅう図書館」や「畑でTシャツアート」など様々なまちづくりの演出を行っています。Library of the Year 2011 大賞やトリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」にも選ばれた図書館「まちとしょテラソ」の館長でもあります。
コロカル記事:「まちとしょテラソ」と館長・花井裕一郎さんのこと
このシンポジウムと前後して小中学生の視点で新たな設計について考えてもらうワークショップも開催予定とのことです。市民の皆様とより良い施設づくりについて共に考えるための機会です。是非お気軽にご参加ください!
・10月12日(月・祝) 午後1時30分〜4時(受付 午後1時〜)
・白岡市コミュニティセンター 舞台ホールにて
※先着順ですので、お申込みください。
9月議会の準備 2015/9/2(水)
・新生涯学習施設へのアクセス確保について(特に徒歩や自転車でのアクセスについて)
・都市計画道路「白岡・宮代線」の進捗、今後のスケジュールについて
・白岡駅東口周辺の都市計画と将来像について
都市計画道路「白岡・宮代線」の橋台部分
子供や高齢者、車を持っていない方にもやさしいインフラ整備について問題提起するとともに、まちづくりの将来像(今回は駅周辺の都市計画中心)についても議論したいと思っています。
白岡駅東口周辺
実は今議会で白岡駅西口の再開発の問題も取り上げる予定でした。しかし、西口の問題は新しい切り口での議論が難しく、効果的な議論をするには、もう少し準備を重ねてからの方が賢明と判断し、一旦見送ることとしました。今回は上記の3問に集中します。
そして今議会より白岡市議会のネット放送が始まります。市のホームページでも公開されますのでお時間がありましたら是非、ご視聴ください。また平日なので中々難しいとは思いますが、よろしければ議会の方にも気軽に傍聴にいらしてください。
白岡市に新しい図書館が生まれる
あくまで企画段階のものなので、今後変更する可能性はありますが、具体的な新図書館の姿が確認できます。イメージコンセプトは「梨だな」です。
梨だなをイメージした大屋根が特徴的ですね。周辺には樹木を植栽し、緑豊かな自然環境との調和を図るとのことです。全面ガラス張りでオープン性の高いデザインです。いい感じだと思いますが、いかがでしょうか。
内部は図書館と多目的ホール、資料館3つの機能が融合されています。ホールには彩玉ホール、豊水ホール、幸水ホールと梨の名前が名づけられており、ユニークです。外のイベント広場に面した幸水ホールの壁は開閉可能なガラス可動壁になっており、広場と一体になった野外ステージにも変化するとの事です。白岡まつりやその他のイベントでも様々な企画が実現できそうです。
建物の中には梨をイメージしたような丸い電球が・・・。夜に外からみると本当に大きな梨だなに見えるかもしれません。良く見ると椅子も梨のデザインになっています。かわいいデザインなので子供も喜ぶのではないでしょうか。
1階はにぎわいが生まれる広場、2階は落ち着きと静寂を重視したスペースとなる設計になっています。
資料探し、情報探しの手助けをする司書とレファレンス機能も充実される予定です。内部は太陽光や風力などの自然エネルギー活用と省エネ技術の導入により、ランニングコスト20%カットを目指します。
施設にはカフェが入りますので、コーヒーを飲みながら、芝生で寝そべって読書なんて事ができるようです。木漏れ日が入ってくるテラスでは友人とまったり休日を過ごす、そしてブラウジングコーナではソファで落ち着いて読書ができたり。利用者によって様々な使い方ができる施設設計になっています。
タッチパネル式のデジタルサイネージや検索機器なども充実する様です。
デザインは株式会社アールアイエーという大手設計事務所が手がけています。財源については図書館のために積み立てた基金と地方債が充てられる予定です。施設の詳しい内容は市のホームページでも見られますが、新たな「学び」「交流」「発見「創造」が実る場所、白岡の新図書館のデザインとして、充実した内容になっていると思います。
今回こうして具体的なイメージが出ましたが、「まだまだこれから」です。私は前の選挙でも、図書館をただつくるだけでは終わらせないと訴えました。これから本格的に基本設計が始まりますが、内容、安全面、運営費など、様々な懸念事項を議論していきます。
その中でも12月議会では財源と運営費について、そして来週始まる9月議会では「図書館へのアクセス確保について」を一般質問で取り上げる予定です。新図書館について色々な方に説明していく中で、「新しい図書館ができても遠くて行けない」「駅や小学校から行きにくい」という声が多数あります。特に小中学生が徒歩や自転車で行くには困難な場所にあることも事実です。この件について問題提起し、改善策を求めたいと思います。
患者の方々の声 2015/8/22(土)
講演会では白岡市やその他地域のすみれ会員の方々が自身の体験談を語られました。下咽頭がんで声帯を摘出した方の闘病のお話や、がんを告知された後の日常生活の様子など、病気と向き合い、決して暗くならず、前を向いて努力をされていることに感嘆致しました。
こうした病気は一人で抱え込んでしまうと、様々な事を考えて心細くなってしまいますので、悩みを話したり、情報交換をする場所は本当に貴重だと思います。日頃、中々面倒くさくて検診には行きにくいものですが、こうした会の皆様の活動により、定期健診の重要さも周知されていくと思います。
一人でも多くの方の心の支えになろうと活動されている会の皆様には本当に頭が下がる思いです。普段は中々聞けない生の声をお聞きし、行政がすべきことや、病気との向き合い方など、様々な事を考えるきっかけを頂いた充実の講演会でした。
蓮田白岡衛生組合視察 2015/8/18(火)
一ヶ所目の視察は栃木の芳賀地区エコステーション。1市4町の広域ゴミ処理をする他、不燃ゴミのリサイクルなどを行います。
入口ではペットボトルのキャップでつくられたキャラクターたちがお出迎え
芳賀地区エコステーションでは「循環型社会」の実現を目指し、ゴミを再利用できるようにしています。新聞や雑誌をトイレットペーパーにしたり、空き缶を鉄にしたりして、リサイクルを行っています。また、ゴミを燃やす際も、ダイオキシンの排出が少ない最新の溶融炉を使用し、余熱で発電も行うそうです。
施設内は子供たちが愉しく環境について学べる環境学習設備が充実しており、「分ければ資源、混ぜればゴミ」の考え方を次世代に伝えています。
環境ウルトラクイズに挑戦できるコーナー
二ヶ所目は茨城のバイオマス発電所、バイオパワー勝田に伺いました。ここでは「木くず」を燃料として「発電」を行います。バイオマス発電は木くずや燃えるゴミ等を燃やした熱で蒸気を作り、その蒸気でタービンを回して電気を作る再生可能エネルギーです。
石油やガスのようにCO2を排出せず、自然にやさしい新エネルギーとして期待されています。しかし期待されるだけに、たくさんの木質バイオマス発電所が建設されるようになると、事業者間で材料の木質チップの取り合いになり、燃料調達が困難になる可能性もあるようです。
そして三か所目は水戸にある株式会社リーテム。リーテムでは小型家電などの廃棄物を回収し、その中に含まれる金・銀・レアメタルを資源化しています。
スマホ、ゲーム器、PCには、レアメタルなどの貴重な金属が含まれていて、その金属を捨てずに資源として利用すると、日本は「資源大国」になるといいます。リーテムには以前、天皇陛下もご視察になられたとのことです。アメリカや中国にも事業所や工場を構える、まさにグローバル・カンパニーです。
三か所とも安全面に配慮したとても充実した設備でした。お忙しい中ご丁寧な説明を頂き誠にありがとうございました。ゴミは生まれ変わる、という所を見せていただきました。
歴史に学ぶ 2015/8/15(土)
「二度と戦争をしてはいけない」という言葉だけで終わらせるわけにはいきません。なぜ戦争になってしまったのか。
当時の世界に吹き荒れた大恐慌とブロック経済の波。「帝国になるか」「植民地になるか」を迫られるような過酷な世界状況下で、満州に新天地を求めた日本。日本は先の戦争の事を東アジアの自立を求めた戦いという意味で大東亜戦争と呼び、アメリカはアジア太平洋の安定を求めた戦いと言う意味で太平洋戦争と呼びます。
国と国の大義がぶつかりあい、戦争しか解決の道が無いように見えた時、どう回避をするか。回避はできるのか。見出さなければならなりません。そして、そんな状況が決して訪れないよう、歴史に真摯に学び、あらゆる努力をしていかなければなりません。二度とあのような戦争を繰り返さないために。
野々市市にて「協働」を考える 2015/7/29(水)
野々市市は金沢のベッドタウンと呼ばれ、白山市とは対照的に単独市制の道を選んだ自治体です。昨年の東洋経済の全国住みやすさランキングでは全国2位に選ばれ、人口は5万人超と白岡市とも共通点があります。
野々市市の平均年齢は40歳、議会も30代から50代の議員が多く、若い住民が多い市です。市内には金沢工業大学と県立大学があり学生も多く住んでいます。市役所はガラス貼りのきれいなオフィスです。
野々市市では市民協働のまちづくりを推進しています。市民協働とは、市民と行政又は市民同士が、ともに協力し合いながらまちづくりを進めていく取り組みです。白岡市の市議会議員選挙でも何人かの候補者の方がこの「市民協働」を訴えていました。
「市役所の仕事を市民に代わりにやってもらうこと」ではなく、「まちづくりを共に行うこと」が本来の考え方です。「市民」という言葉の中にはそのまちで活動するNPOや企業、学生も含まれます。
野々市市では毎年、提案型共同事業としてまちづくりのアイデアを募集しているそうです。選ばれた団体に対して補助金を出し、実現に向けて行政がサポートを行います。いくつか紹介頂いた中でも面白いものがあります。
Spending Nonoichiは世界で広がるオープンデータや市民向けのwebサービスを野々市市に導入していこうという団体です。Where Does My Money Go?というサイトでは、自分が使った税金が野々市のどこに使われているかがわかります。これもITを使った市民協働のかたちです。別団体ですが市民による子育て情報サイトの開設も予定されているようです。
劇団nonoという市民劇団では野々市の民謡をもとにした紙芝居劇や演劇を上演し、野々市に伝わる民話を楽しく、わかりやすく伝える活動をしています。その他にもコミュニティ・カフェを開き、カルチャー教室などを実施しながら市民が交流できる居場所づくりを進める団体などもあります。
◆◆◆
野々市市は大学とも連携し、市民協働の取り組みを進めているそうです。市民に身近なサービスや地域特性を活かしたまちづくりを進めていくためには学校や企業、地域の人々それぞれが連携していくことが望まれます。現実には色々な問題点もあり、難しい取り組みです。まちづくりに関する情報をオープンにする透明性や市民との対話など、まず議員や行政ができることから心がけていくことも必要かと思っています。
そういえば前日に行った白山市では、豪雪地帯の雪を逆手にとって「雪を楽しもう」と始めた「雪だるままつり」が市を代表する観光イベントになっていると聞きました。これも市の若者たちが自発的に始めたものだそうです。
様々な人が様々な角度からまちづくりに関わるようになると、地方自治はもっとダイナミックになっていくかもしれません。
白山市の公共施設を視察 2015/7/28(火)
白山市は2005年の平成の大合併時に1市2町5村が合併して生まれた市です。約11万人の人口を有し、日本三名山の一つ白山など自然豊かな山々と日本海に囲まれています。
駅の周辺には朝顔を歌った俳人千代女の記念館や松任城跡などがあり、歴史を感じる街並みが広がります。
織田信長の武将・柴田勝家に攻められて落城したとされる松任城
今回は「公共施設の統廃合について」をテーマに公共施設や市役所を視察させて頂きました。
白山市は白岡市と比べると面積が約30倍あります。多数の自治体が合併して生まれた市であるために、類似する公共施設がたくさんあり、合併時には833、今でも812もの公共施設があります。(県内同規模の小松市と比較すると約2倍の数)
駅を降りるとすぐ目の前に見える市民活動の拠点「うるわし」。
市のシンボルマークは朝顔。緑のカーテンにも朝顔が使用されている。
市民工房や、スキー場、武道館など、立派な施設がたくさんあります。図書館も合併時には9つあったそうです。
白山の武道館。中もとても綺麗です。
白山市は合併後、持続可能な行財政運営を目指して、多数ある施設の統廃合や民間事業者への譲渡を進めました。そのまま残すものについても指定管理者制度の導入や管理費の精査を綿密に行い膨大な管理費の削減に努めたそうです。
その際は町内会や地域、各種団体などに向けて700回以上の説明会を行い細かく協議をされてきたそうです。
やはり老朽化による改修や耐震化など、公共施設はあればあるだけ財政負担も大きいので、どの自治体においても長期的な視野に立った管理計画というものが求められます。
◆◆◆
複合型の図書館
白山市にある松任図書館は白岡市の新図書館とコンセプトが似ていて、図書館機能と児童館機能、コンサートホールが融合した生涯学習施設となっています。
こちらも大変綺麗な図書館で、自習室や検索PC、レファレンスコーナなど充実した設備が揃っています。
書庫は地下にあり、2階は児童館になっています。児童館では授乳室や育児相談室などがあり子供向けの様々なイベントも開かれるそうです。
ビリヤードに興じる少年たち・・・。2階の喧騒は1階の図書館には届きません。
また主に子供向けの本が中心ですが、移動図書館も用意されています。
施設内には中庭公園やコンサートホールなどもあり、様々な目的での来館が予想され、複合施設ならではの利便性を感じました。
最近では新国立競技場の建設についても色々と話題になりますが、箱物づくりは本当に慎重に進めなければなりません。立派な施設がたくさんあることは確かにいい事なんですが、問題は管理、運営です。白岡市においても耐震性や安全面は勿論ですが、10年後20年後を見据えた施設方針、そして施設にかかる費用が財政にどれだけインパクトを与えるかも注視しながら計画を進めていく必要があるかと思います。
この夏、一番強くなったチーム 2015/7/28(火)
埼玉栄に勝ったあたりからはもう衝撃でした。高校野球はやっぱり熱いですね。野球部の皆様は試合が終わった翌日も学校周辺の清掃活動をされていたとのことを聞きました。本当に頭が下がります。ありがとうございました。これからさらに躍進する白岡高校野球部の輝く未来を心から祈っています。
猛暑の中 2015/7/25(土)
22日は東京都の区議の方々と共に、山田宏前衆議院議員(前杉並区長)の政策セミナーに参加。教育問題や安保の話が中心でしたが内容の濃い勉強会でした。杉並区の先進的な区政からも色々学ばせて頂きます。
23日は白岡市の全員協議会に出席。国民健康保険税や新図書館などについての協議です。その後は役所で表現力講座が開かれ、ワークショップを含む3時間の研修に参加してきました。
24日は総務委員会。この日は市の財政状況について財政課長から諸々説明を受けました。このあたりの話はまた後で詳しく書きます。
そして、25日、勝利!!白岡高校野球部!!決勝進出です。
猛暑の中、強豪浦和学院相手にやってのけてくれました。粘り強い打線、安定の投手陣、素晴らしいです。
決勝はVS花咲徳栄。存分に暴れてきてください!
新井白石と白岡 2015/6/27(土)
藤沢周平著「市塵」
新井白石は白岡市とゆかりの深い人物です。白岡市野牛地区の領主を務め、幕末まで野牛は新井家の領地でした。野牛には白石直筆の漢詩など貴重な資料が残っています。
6月27日に「野牛文化財愛護会」の設立総会が行われ、新井白石の研究者である坂井昭先生を招き、研修会が開かれました。今回自分も参加させて頂きましたが、白石が野牛を想って書いた直筆の書簡や肖像画についての講演等があり、充実の内容でした。
仁愛や礼儀を重視する儒教の政治を行うとともに、大胆な経済政策を進めた白石。白岡でも、道徳的な教えで野牛をまとめたと言われています。また「白石堀」と呼ばれる農業排水路を掘り、排水の便をよくして収穫力を向上させるなど、農業基盤の整備にも尽力したと伝えられています。
調べてみると業績が非常に幅広く、単純に括ることが難しい人物です。白石は、当時日本に密航してきた宣教師シドッチから西洋の様子や考え方を学び、その長所を取り入れようとしたそうです。そんな事から白石の事を西洋研究・近代思想の先駆者と呼ぶ学者もいます。
新しく建設される生涯学習施設の中でも、新井白石と野牛についてのコーナーが設けられる予定です。こういった白岡ゆかりの人物や歴史を守るだけに留まらず、もっと広く発信していけたらと思います。
6月定例会最終日 2015/6/24(水)
自分にとっては今回が初の定例会でしたが、良い緊張感で臨むことができました。議会の合間に先輩議員の方にも色々とアドバイス頂き、大変有り難く感じています。今後さらに内容の濃い活動を心掛け、次回の議会に向かいます。
初の総務常任委員会 2015/6/16(火)
白岡市の子育て支援政策(一般質問③)
・子育て家庭への情報提供の取り組みについて
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質問(渡辺): 『現在の子育てに関する情報は市のホームページや広報の中で掲載されていると思います。しかし、市内での子育てに関する情報が現在の広報だけでは不十分ではという声もあります。重要な情報を見落としてしまう市民の方も多いようです。例えば本年度しらおか虹保育園で一時保育が取りやめになった際もその情報が得られず戸惑う方もいらっしゃいました。現在のように、各情報が散らばり、一生懸命探さなければ見つからない、という形ではなくて、子育てに関する情報が、見やすく、まとまった体裁で得られると、子育てをしている家庭は助かると思います。そういった情報がまとまって得られる子育て専門のサイト開設、または定期的な子育て情報誌の発行などは予定されていますでしょうか。予定されていましたら具体的な内容も含め、今後の子育て情報提供の取り組みについて伺います。』
答弁(子育て支援課): 『今年度は、紙ベースの情報発信ツールとして、「子育て支援ガイドブック」の発行に向けて準備を進めています。このガイドブックは、市と民間会社との官民協働による事業で、広告料をもとに作成するものです。上尾市、北本市などでは既に実施していると伺っております。発行にあたって印刷費用の財政負担がなく、市民の皆様に必要なサービス情報が掲載された便利な情報誌となる予定です。内容は保育サービスの情報、保険センターでの事業や子どもの相談、子育てサークルの情報など、子育てに関する情報に加え、おすすめ公園や子育てカレンダーなどを掲載します。発行は9月末を予定し、配布場所も手軽に手にしていただけるよう検討してまいります。また、子育て情報のサイト開設に関しましては、費用面の関係から見送ることとした次第です。今後とも費用対効果と必要性を考慮してまいります。』
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答弁にあった子育てガイドブックですが、株式会社サイネックスが行政と協働で紙バージョンと電子書籍バージョンを発行しているようです。iPad等でも読めて、デザインも見やすいものになっています。白岡市のガイドブックも、それを読めばワンストップで子育てに関する情報が分かるような、見やすいものにして頂けるよう要望しました。
きたもと子育て応援ガイドは株式会社サイネックスと協働で発行し、ネット上でも閲覧できる。
続いてハード面、保育所などの施設に関する質問です。白岡市にも待機児童はいます。そしてその待機児童数を正確に把握することは難しい現状です。子育て家庭の中には「保育所が増えて子供をしっかり預けられるなら、自分も子供を預けて働こう」と考える方もおり、待機児童数は常に流動的です。
このように待機児童の問題は「働きたい女性が増えた」ことと「働かなければならない女性」が増えたという理由があります。白岡市においても働く女性のニーズを考えますと、街中だけではなく、駅の近くに保育所があると便利ではないかと考えられます。今後、保育施設を新設する際も、利用者の視点に立った計画が必要です。そうした提案性を含め、下記の質問を行いました。
・近年JR東日本が遊休地や駅ビルを利用して駅の近くに保育所を多数開設している。今後、白岡もJRと協働による駅チカ保育所の開設などを考えられないか?
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質問(渡辺) : 『 現在、国の成長戦略でも女性の社会進出のサポートが推進されています。白岡市においても、働く女性のニーズを考えますと駅の近くに保育所があると便利かと思います。また財政面や運営の効率化の観点から、市独自ではなく、企業との協働による第三セクターでの運営も検討できるのではないかと思います。近年、JR東日本が遊休地や駅ビルのテナントを利用して、駅の近くに保育所を多数開設しています。JR東日本はハッピーチャイルドプロジェクトと名づけ、各行政と連携しながら地域のニーズに沿った事業を展開しています。すでに埼京線では県内沿線の多数の駅に、高崎線では宮原駅や籠原駅、宇都宮線でも東鷲宮駅に開設されました。朝は出勤時に子供を預け、仕事で遅くなっても安心して子供を迎えにいけるなど、新しい形の保育施設として注目されています。白岡市もこの機会にJRに働きかけ、協働による駅チカ保育所を設置することなどを検討できないか伺います。』
答弁(子育て支援課 ): 『 近年における人口減少社会の中、当市におきましては、若干ではありますが人口が増加しております。また、上野東京ラインも開設し、都心へのアクセスが便利になり、人口の増加傾向はこれからも続く可能性もあります。そのような背景において、本市においても駅チカ保育所などの新たな保育需要が生まれる可能性は考えられます。保育需要と施設の整備の状況を見ながら、駅チカ保育所の新設も含め有効な施設設置を検討してまいりたいと思います。』
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以上の答弁を頂きましたが、今後の児童数の推移をみながら検討していくとのことです。現在、白岡市は子育て支援や出産助成などの政策を展開しています。ベビーベッド無料貸し出しや、出生記念にお米30キロ贈呈などの施策も始まりました。安心して産み、育てられるまちをつくっていくためにも、子育て支援政策について今後も注視していきたいと思います。
(※質問、答弁の内容はあくまで大まかな概要です。詳細につきましては市議会の議事録などをご参照ください。)
白岡市の新図書館について(一般質問②)
新図書館については選挙期間中、様々な方からご意見を頂きました。「落ち着いて勉強できる学習室がほしい」「近隣市と本を相互貸借できるといい」「デザインもしっかりしたものにしてほしい」etc・・・
すでに基本構想・基本計画というものが作成されており、これを基にこれから来年秋の建設開始に向けて進めていくようです。26億くらいの予算が使われる事業ですが、完成は3年後を予定しています。
場所は市役所近く、現在千駄野運動広場がある場所になります。新図書館は、図書館機能、資料館機能、学習施設機能の3つの機能が融合した生涯学習施設となります。現在はまだ、様々な事柄が検討段階ではありますが、今後、必要な機能やサービスを決定していくためにも、まず基本的な方向性やコンセプトをしっかりと共有することは重要であります。今回は施設の中核である図書館機能について質問しました。基本計画を読んでみますと、その中で、「本図書館は従来の資料貸し出し型図書館から、レファレンスサービスに力を入れた課題解決型図書館への転換を図る」とされています。そこで、まずは下記を質問します。
・レファレンスサービスに力を入れた課題解決型図書館への転換を図るとされているが、今ある図書館と比べ、新しい図書館は具体的にどう変わるのか?
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質問(渡辺): 『最近の図書館を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、全国各地の図書館の新しい取り組みが頻繁に取り上げられています。多様化する利用者ニーズに対して公共サービスの在り方が問われているとともに、図書館もただ作ればいいというものではなくなってきています。市の新しい図書館として、市民の納得が得られ、利用者を惹きつけるような付加価値の高いサービスの構想が必要だと考えます。この度、生涯学習施設の基本構想・基本計画を拝読させて頂きました。その中で、「本図書館は従来の資料の貸し出しを重視する貸し出し型図書館から来館者の学習・調査・研究を支援するレファレンスサービスに力を入れた課題解決型図書館への転換を図る」と言及されています。市民の方の中には今ある図書館がただ広くなったようなものを想像している方もいるかと思います。今ある図書館と比べ、新しい図書館が具体的にどう変わるのか伺いたいと思います。』
答弁(生涯学習課): 『今回の施設の基本的な考え方は、図書館機能、資料館機能、生涯学習機能の3つの機能を融合させ、一体的なサービスを提供することで市民が楽しく学び、交流できる文化創造の拠点となることを目指しています。その中でも、図書館機能につきましては、レファレンスサービスに力を入れた課題解決型図書館を目指す計画としています。このレファレンスサービスは、図書館にある資料などを使いまして、司書が利用者の調べものや資料探しのお手伝いをするサービスでございます。新施設では、学習や教養を深める支援のほか、法律や医療など暮らしの中で生じる身近な問題を解決するための情報提供を積極的に行うこととしています。また、地域の歴史を学ぶ方に対しましては、司書と学芸員の両者がそれぞれの機能で所蔵している資料を一度に提供するなど、複合施設ならではのサービスを実現していきたいと思います。さらに印刷資料のみでなく、インターネットや電子媒体の資料を組み合わせたより充実した情報提供を行っていく予定です。』
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以上のような答弁を頂きました。この「レファレンスサービスが充実した課題解決型図書館」というものは最近の図書館の流れで、白岡もこの形を目指しているようです。Wikiや文部科学省ではこのように説明されています。
Wikipedia・・・レファレンスサービス
文部科学省・・・課題解決型図書館を目指して
非常に広い意味を含む言葉ですが、白岡市においてはレファレンスサービス=資料探しのお手伝い、という感じでしょうか。
司書の育成も含め、充実したサービスを実現するように努めていくという言葉を頂きました。もちろん蔵書の数も増やしていくとのことです。
次に2点目ですが、新図書館に関する市民への説明について質問しました。中には図書館が新しく建設されることを知らないという方もいらっしゃり、どういうものができるのか?どこまで進んでいるのか?なかなかわからない方も多いと思います。そこで、次の質問です。
・新生涯学習施設建設の進捗状況やサービスをわかりやすく市民に周知し、市民ニーズを把握するためにどのような方法を考えているか?
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質問(渡辺): 『生涯学習施設についてはかける予算も大きく、市民の関心も高いと思います。いざ作ってしまってから、使われないものが出来上がってしまったり、市民のイメージとかけ離れたものになったりする事態は避けなければならないと思います。先ほどのレファレンスサービスについても一般の方にはどういうものかわからないという方も多く、そのわかりにくさが足を遠ざける要因になる可能性もあります。生涯学習施設について、わかりやすく市民に説明し、また市民のニーズと照らしあわせながら進めていくためにもなるべく早い段階から説明会や公聴会を開く必要があるかと思います。さらに言えば学生の方にも利用してもらうものですので、小中学生、高校生の意見を伺い、施設について説明することも考えられると思います。学校への出前説明会も含め、公聴会などの開催は予定されていますでしょうか。生涯学習施設に関して、わかりやすく市民に周知し、住民のニーズを把握していくためにどのような方法を考えているでしょうか。』
答弁(生涯学習課): 『平成25年7月に検討委員会が発足し、生涯学習施設に関する基本構想・基本計画を作成致しました。市民の皆様に対しましては、その内容を広報誌やHPで広く公開し、またパブリックコメントにより多くの意見を頂戴しております。今後も施設の進捗状況については広報誌やHPを通して、より分かりやすく、積極的に周知してまいりたいと思います。また、市内の小中学校などの協力を得ながら、なんらかの形で児童・生徒の意見を聞いたり、計画に対する意見交換を行うことができる説明会の開催なども検討してまいりたいと思います。』
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以上です。現在は検討委員会を中心に様々な議論が行われています。今後、市民に向けた説明会や公聴会等の開催も検討するとのことですので、また今後の動きがありましたら、当サイトでもお知らせしたいと思います。皆様も新図書館について様々な意見や質問があると思いますので、是非、お気軽にお問合せいただければと思います。
(※質問、答弁の内容はあくまで大まかな概要です。詳細につきましては市議会の議事録などをご参照ください。)
白岡市をPRしていくために(一般質問①)
・人口流入の促進や地域活性化の観点からも、白岡市を全国にアピールしていくべきと考えるが、白岡市外に向けたPR活動を今後どのように進めていくか。
・シティプロモーション戦略の一つとして、ドラマや映画の撮影誘致、ロケ地斡旋などを行う営業部署を設けたらどうか、考えを伺う。
上記2点について、次のようなやりとりで質問を行いました。
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質問(渡辺): 『近年は少子化の影響もあり人口減少社会が進み、ますます地方自治体の運営が難しくなるというレポートもあります。自治体間競争も活発化していく中で、他の地域から住民を呼び込むために様々な取り組みが求められるものと思われます。そうした背景において、白岡市の魅力を市外に発信していくことは大変重要であると考えております。白岡市が「選ばれる街」になるためには、なによりまず白岡市の知名度を上げ、イメージアップを図ることが必要ではないでしょうか。もっと多くの方に白岡市の名前を知ってもらい、若い方や企業など様々な方に興味を持って頂く事ができれば、地域活性化にもつながっていきます。そういった観点からも白岡市を積極的に全国にアピールしていくべきと考えますが、市外に向けたPR活動を今後どのように進めていくか伺います。』
答弁(企画政策課): 『現在予定している主なPR事業は4点です。1点目はマスコットキャラクターとロゴマークの作成を予定しています。「なしべえ」と「なしりん」に新たなキャラクターを加えることで、3人に物語性と話題性を持たせ、積極的にイベント等で活用して市の知名度を上げます。ロゴマークについては「いとおかし しらおかし」のキャッチフレーズをロゴマーク化します。2点目はふるさと納税の見直しです。寄付者へのお礼として白岡の特産品をお届けして、市のPRと産業活性化を図ります。3点目は白岡市の特産品を開発し、PR資源として活用します。4点目はSNSの活用です。市民目線のタイムリーな情報や市の魅力を、SNSを通して市外に発信します。』
「いとおかし」は、「とても趣がある」という意味。
質問(渡辺): 『4点ご説明頂きましたが、市外へのPR活動を成果に結びつけていくことはなかなか難しいと考えられます。そこで、マスメディアとのタイアップによるPR活動を考えられないかを伺います。市を広く知って頂き、また良いイメージを持っていただくにはテレビや映画といったマスメディアとの連携は有効であると考えられます。例えば、新白岡の街並みはドラマのロケ地としても有名であります。静かで、きれいな街並みが様々なドラマで活用されています。そこで、こちらから積極的にテレビ番組や映画の誘致、勧誘をしていったらいかがかでしょうか。ロケ地の斡旋、撮影誘致などを行う専門部署を設け、積極的な営業活動を行っていく事は考えられないでしょうか。シティプロモーション戦略の観点からも、マスメディアとのタイアップは有効であると思います。テレビ局や新聞社に積極的に足を運び、良好な関係をつくっていくことも大切です。今後シティプロモーション戦略の一つとしてそういった取り組みを導入する考えがあるかどうかも含めお伺い致します。』
答弁(企画政策課): 『映画やドラマ、CMなどのロケ地の誘致活動、いわゆるフィルムコミッションについては、戸田市や春日部市など県内のいくつかの市町村ではすでに取り組みを始めています。これら先進市は市内の公共施設や店舗、工場などロケ地となる物件を市のホームページでも紹介し、広く募集しています。埼玉県では様々な撮影場所の紹介や、県内でフィルムコミッションを行っている市町村の紹介も行っています。白岡市としても、先進市の取り組みを参考にしながら、シティプロモーション戦略の一つとして、今後フィルムコミッションへの取り組みを検討していきたいと思います。』
県内の撮影場所を紹介する埼玉県ロケーションサービス。2004年に南くんの恋人(主演:深田恭子)で白岡高校が撮影場所として使用された例が掲載されている。
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シティプロモーションやPR事業は流行に合った施策を求められる事があります。上記のやり取りに加え、女性職員の方や若い職員の方の意見も積極的に取り入れていただくよう要望してまいりました。
自分がサラリーマンだった頃も、職場で白岡市を知らない方が数多くいらっしゃいました。市のPR活動についてはその頃から気になっていた事でもあります。まちの良い所をしっかりアピールして、それを評価してもらうというサイクルの中で、まちの個性というものも徐々に形成されていくと思います。白岡市をどうやって発信していくか、白岡市に人をどのように呼び込むか、地方創生の観点からもしっかり考えていかなければならない事だと思います。
(※質問、答弁の内容はあくまで大まかな概要です。詳細につきましては市議会の議事録などをご参照ください。)
定例会がスタート 2015/6/4(木)
・市のPR活動(シティプロモーション戦略)について
・新生涯学習施設(新図書館)について
・子育て支援について
の3点を質問します。過去の議事録なども参考に、現在準備を進めています。
今日の行政報告で「まち・ひと・しごと創生総合戦略」や「ふるさと納税」について説明がありましたが、最近は白岡でも「地方創生」に関する話題が増えてきました。白岡も今後は人口が減少していくと言われていて、活力ある地域社会の維持は大きな課題です。今回自分は、人口流入のための施策や子育て支援などについて質問しますが、地方創生の観点も踏まえて内容を練っていきたいと思います。