地方創生に向けた子育て支援について(一般質問②)
・新生児にお米30キロプレゼントについて
質問(渡辺そういちろう): 『地方創生事業の一環として実施されている「新生児にお米30キロプレゼント」について伺います。この事業は新生児にお米をプレゼントすることで、地産地消を促すとともに、子育て世帯への支援を目指したものと聞いています。

この事業をさらに発展させ、若い世代や子育て世帯に向けて、さらにアピール力を高めることは検討できないでしょうか。
市民の中には、「お米をもらっても、生まれた子供にすぐには食べさせられない」という意見や、「すでに生んでしまった人に不公平ではないか」 という声もあります。
プレゼントにもう少し、バリエーションを増やしたり、継続的なお祝いにしたりすると、一層魅力的な事業になるのではないでしょうか。
例えば、出生時の0歳にはミルクやオムツ、3歳の時には絵本、5歳になったらお米をプレゼントといったようにプレゼントにバリエーションをつけ、段階的、継続的にお祝いをすることは考えられないでしょうか。

子育て世代に対して政策のストーリーをわかりやすく設計し、白岡で産み育ててほしいという意志を明確に表現すべきではないかと考えます。
市の出生数は400人前後で推移しておりますので、運用方法さえ工夫すれば、費用対効果の面からも、導入不可能ではありません。若い世代に「楽しく子育てができる」というプロモーション効果も期待できると思います。他市が行っていない先進性や独自性を一部の政策に盛り込んでいくことは、地方創生の観点からも重要です。』
答弁(農政課): 『今後、対象とする上限年齢や品目、対象時期など含めて調査を行い、検討していきます。白岡市の実体に見合った制度を目指し、制度を確立していきたいと思います。』
・当市の子育てニーズをどのように捉え、これから何を実行していくか
質問(渡辺そういちろう): 『子育てニーズが多様化する中、地域の実情にあった支援政策の実現が求められています。当市の現状に沿った子育て支援を実現するために、今後どこに重点を置いて、どういった重点政策を進めていくか伺います。』
答弁(子育て支援課): 『「保育の量的拡大と確保」、「質の高い幼児期の教育・保育の総合的な提供」、そして「地域での子育て支援」をポイントに事業をすすめていきます。
具体的には、今年度、年々高まる保育需要に対応するため、JR新白岡駅の東口、西口にそれぞれ1か所の保育施設を認可したほか、子育て支援拠点施設をしらおか虹保育園内に開設致しました。

またかねてから課題であった緊急時や病児・病後児の預かりを行う緊急サポートセンター事業を委託により開始致しました。さらに保育所等に入所する3歳児未満の第3子以降の児童の保育料を免除する取組を始めました。
来年度4月からは新しく、定員90名の民間認可保育所が開園する予定です。「子供が豊かに成長できる環境を、地域全体で作りあげる白岡」を目標に、事業を進めていきます。』
・子育て世代に対して、情報をどのように伝えていくか
質問(渡辺そういちろう): 『子育てに関する情報を子育て世帯にどのようにPRしていくか伺います。PRについても、子育てをする若い世代をターゲットにした取り組みが必要です。対象者のニーズに沿った「実感される政策」を実行するとともに、子育て世帯への円滑な情報提供が重要であると考えますが、これに対する市の取り組みを伺います。』
答弁(子育て支援課): 『本年度9月より、子育て世代に向けた「子育て支援ガイドブック」を発行いたしました。子育て情報を見やすくまとめたガイドブックになっており、保育所や幼稚園などの施設を通して保護者の方々に配布しております。その他広報しらおかでも積極的に情報発信していきます。必要な方に必要な情報をタイムリーに届けられるよう、有効な情報発信媒体にも注目していきたいと考えています。』