熊本県の地震 2016/4/14(木)
熊本県の地震 2016/4/14(木)
聴覚障害者協会の総会に出席 2016/4/14(木)
会長の御挨拶の中で、昔はろう学校で手話が禁止されていたという話がありました。国が手話を言語と認めていなかったため、手話で会話をすると教師からひどく怒られたそうです。今では手話が市民権を得て、自由に会話できるようになりありがたいとお話されていました。私はこういった事を今まで知りませんでした。埼玉県では手話言語条例が可決され、国では障害者差別解消法が4月から始まりました。また白岡市でも多くの市民の方に手話に親しんでもらう機会が必要という話もありました。一つひとつ勉教を重ねていきたいと思います。
地域の農業には現実的な問題が山積している 2016/4/12(火)
最近、何人もの方から頂く相談は「耕作放棄地」の問題です。田んぼを持っている人が、後継者もおらず、もう耕す事ができなくなると、放棄された土地となります。来年からこの耕作放棄地の固定資産税が1.8倍高くなります。
白岡市でも、「このままでは自分も耕せなくなって、耕作放棄地になってしまう」という方がたくさんいらっしゃいます。「農地を借りる人が見つからない」、また「農業を継続することができない」、という方が増えています。
農地を貸したい人と借りたい人のマッチング(農地バンク)がありますが、それほど機能していません。貸したい人はいても、栽培効率の悪い土地には借り手はつきません。また、個々の土地をまとめるという事は非常に難しく、農地集約も進んでいないのが現状です。地域の大分部の農業には現実的な諸問題が山積しています。
今日は私の選挙を手伝ってくれている若手農家の友人と話しました。実家が農家でも所得が安定しない中、後を継ぐ事が出来ない人は多数だといいます。まず機械などの初期投資がかかる上に、それよりもさらに大変なのは人件費、また天候によって収益が左右される環境も追い撃ちをかけます。
農業と言えば、法人化で勝負する動きや、ブランド化で付加価値を高める農業関係者の方がいらっしゃいます。確かに農業はイノベーションが進む余地がたくさんある事は事実だと思います。しかし、地域の多数の農家にとってはそう簡単ではありません。農業特有の難しさや、法人化に適した環境とそうでない環境があります。また農業も法人化すれば普通のビジネスと同じです。「販売ルートの開拓」や、「製品のブランド化」には、営業や広告、経理など農業とはまったく異なるスキルが求められます。
農業問題は自治体の課題でもありますが、国もどういう農業を目指していくのか、それをはっきり示し、一貫性のある政策を打ち出していく事が求められていると思います。私は自分の立ち位置として、特に若手農家や新しい農業の動きを踏まえ、現場の課題に沿った農業政策に取り組んでいきたいと思います。
春は始まりの季節 2016/4/8(金)
南中学校の入学式では、市議会を代表して祝辞を述べさせて頂きました。中学生になる皆さんに「やさしさ」と「たくましさ」の両方を身につけて頂きたいという話をしました。皆さんには、友達の痛みを感じ取ることができる「やさしさ」と、失敗してもそこで諦めず挑戦を続ける「たくましさ」を持った中学生になって頂きたいと思います。他人にやさしく、そして自分に厳しい、本当に強い心を養ってください。
今日の2つの入学式で、中学生になる皆さんの立派な姿を、また小学生になる皆さんの元気な姿を見せて頂きました。これから新しい生活のスタートですね。新入生の皆さま、保護者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
白岡駅西口の再開発 2016/4/6(水)
私も議員になる前から、「西口駅前は昔からずっと変わらない」、「駅前は狭くて事故が起こらないのが不思議なくらいだ」と、問題意識を感じていました。
西口の整備は大きくわけて①西口線の開通と、②駅前広場の拡張 の2つになります。
現在の西口は、駅前広場が小さく、また道も狭くてくねくね入り組んでいるので、商業活性化の面からも、安全性の面からも大変問題があります。
そこで、駅前から栗橋線まで「西口線」と呼ばれる都市計画道路を開通し、この道路と同時進行的に、駅前広場の拡張を行います。簡単に言えば、西口の駅前をもっと広くして、そこから一本まっすぐ大きな道路を通そうという計画です。
特に今、進めているのは①の西口線の道路の開通です。この西口線については本年度3億の予算がつきました。昨年の約80倍です。現在は道路の用地買収の段階です。進捗率は42.2%。
並行して駅前広場の用地買収も進んでいます。この両方の整備が行われれば、西口の利便性は圧倒的に向上します。まず、安全面では飛躍的に効果があることは明らかです。それ以外にも業者やチェーン店も入ってきやすくなる可能性がありますし、個人商店も商売をしやすくなる可能性があります。西口整備と商店街活性化はまた別の話ですが、決して無関係ではありません。
問題は、財源と代替地です。財源については市単独の予算では無理があるため、国庫補助の利用などを考えるという話ですが、代替地の問題はいまだ何も解決していません。今、住んでいる人に移動してもらうわけですから、どこに移動してもらうか、必ず移動してもらう先(代替地)の話が必要です。しかし、その場所の確保は至難の業です。再開発事業にも様々な手法がありますが、時代に沿った合理的なやり方を提案しなければこの件は前には進まないと思います。白岡市の「顔」の一つでもあるこの西口を活性化させていくことは、自分の世代に課せられた一つの課題でもあると認識しています。
桜に舞う獅子と、ささらの響き 2016/4/3(日)
私が神社に着くとちょうど宮参りが始まるところでした。
提灯を持った氏子総代を先頭に、笛、花笠、獅子、そしてささらという楽器を持った子供たちが続きます。
五穀豊穣や厄除けを祈り、土俵の上で獅子舞が奉納されます。この獅子舞は雨乞いにご利益があるとの事でしたが、この日も午前中には少し雨が降っていました。
以前、ブルータスという雑誌で知ったのですが、フランスの写真家、シャルル・フレジェという方が白岡市のこの獅子舞をアート作品として発表しているそうです。(こちらの記事)
こういう芸能は他市では後継者不足からなかなか伝承が難しい事もあるようですが、白岡市では久伊豆神社氏子総代、また関係者の方々の御尽力により、今でもしっかりとその文化と精神が受け継がれています。もう190年近くの伝統があるとの事。
たくさんの方が桜の下で舞う獅子の姿を見にいらっしゃいます。岡本太郎やピナ・バウシュが好きな私は、こういう原始的な表現は見ているだけで楽しめます。
獅子の舞も、子ども達の舞も、とても見ごたえがありました。日本の民俗文化は素朴さと荒々しさがあって私は好きです。
議場コンサート第2回を開催します! 2016/4/2(土)
ありがたい事に前回は満員となり、会場への入場をお断りしてしまった方もいらっしゃいました。前回の反省を踏まえ、今回は抽選とさせていただきました。
出演者は公募で募集させて頂きましたが、たくさんのご応募を頂き、誠にありがとうございます。今回の出演者は下記の方々です。
1 出演者:
・白岡中学校吹奏楽部の皆さん(管打楽器アンサンブル)
・中山誉朗さん(ギター弾き語り)
・近藤徹さん・村松淳一さん(コントラバス・ピアノ)
・河崎敦子さん(オカリナ)
2 日時:5月21日(土)午後2時〜3時30分(開場1時30分)
3 場所:白岡市議場にて
入場はもちろん無料、気軽に楽しめるコンサートになると思いますので、お時間がありましたらご応募頂けますと幸いです。詳細は市のホームページ等をご参照ください。是非、議場に遊びに来てください!
本年度予算について(メモ&まとめ) 2016/4/1(金)
【予算概要】
・予算総額 145億600万円(過去最大)
・市税 67億6983万円
・地方交付税 13億3300万円
・新たな借金 16億9110万円
・借金の残高 118億6400万円
【文化・教育】
・新図書館の建設に着手。完成は2年後。
・市内小中学校のトイレを洋式化。
・教育支援センターにスクールソーシャルワーカーを配置。(不登校やいじめなどの課題に対応)
・いじめ防止推進委員会を組織。(いじめ防止推進委員会について)
・菁莪小学校南校舎の大規模改修工事。(老朽化対策)
【都市整備】
・白岡駅西口線の用地買収に本格着手。(前年比80倍の予算。西口線とは白岡駅西口広場から栗橋線までの一本道のこと。)
・白岡宮代線の事前工事を開始。(白岡宮代線とは白岡駅東口から東北自動車道をまたいで市役所まで行く道のこと。)
・新白岡駅東口と西口の駅前広場の再整備に着手。(駅前広場中央スペースを有効活用するための設計を行う。朝夕の車の混雑解消が目的。)
・新白岡駅西口のトイレ設置の設計を行う。
・新白岡7丁目に公園を整備。
【子育て】
・野牛地区に民間認可保育所が新設。(昨年の白岡市の待機児童数は29人)
・白岡東小学校に第二児童クラブを新設。
・白岡市の子ども医療費支給を18歳まで拡大。(県内市町村では5番目)
・児童福祉施設での子どものショートステイ事業を開始。
【市のPR】
・シラオ仮面をプロデュース。
・女子栄養大学と連携して、新たな特産品を開発。
【農業】
・農作業機械の修繕費の補助を拡大。
・新規就農者への給付金を拡大。(後継者不足対策)
【生活関連】
・防災無線のデジタル化に着手。(音質が向上する。)
・太陽光発電設備費用の一部補助(5万円)、住宅用LED照明の設置費用の一部補助。(上限5千円)
・木造戸建て住宅の耐震診断費を補助(上限5万円)、耐震工事費用の一部補助。(上限40万円)
【所感】
まず教育や子育てなど未来への投資に予算を配分したことに賛成します。また都市整備が一歩前進する印象を持ちました。西口線の整備にもしっかり予算が計上され、本格的に動き出す事を期待しています。反面、都市整備の全体像と優先順位、そしてスケジュールを示すべきという事も言えます。
本年度は図書館など新たな公共事業建設が始まりますが、債務償還への対策と市内公共施設の今後の在り方を検討する必要があります。一斉に老朽化を迎える施設への対応は大きな課題です。また、白岡市のこれからを考えた時、遊休農地に対する具体的施策と、戦略的な土地利用の構想は必須です。この点は、是非積極的な姿勢で臨んで頂きたいと思います。
ピノ保育園の竣工式 2016/3/30(水)
昨年の白岡市の待機児童数は4月の集計で13人、その後10月の集計で29人となりましたが、90名収容のこの保育園ができると、予約は満杯になり、それでもまだ待機児童が出ています。国の基準の待機児童数の測り方では正確な数を把握する事ができず、潜在的な待機児童はたくさんいます。また施設とともに保育士の数や待遇を改善していかなければならない問題もあります。白岡市の保育環境を量と質の両面から高めるために、少しでも多くの現場の声を集めていきたいと思います。
文化庁移転と縦割り行政 2016/3/27(日)
文化庁の移転ももちろん大事なのですが、何よりもまず「復興庁」を東北に移転させて、震災復興を加速させるべきではないかという考えが浮かびます。復興庁が霞が関にどっしりと構えて東北からの陳情をお待ちしますよというスタイルではなくて、東北に力強い復興の核をつくり被災地の現実に寄り添った施策や意思決定を行うことができれば、復興のスピードが変わってくるはずです。しかし、被災3県からは提案がなかったそうです。
実際のところ、復興といっても、例えば住宅や道路などを整備するのは国土交通省、除染に関しては環境省など、予算と権限が各省に渡っていて、復興庁のみが移転してきても効果を発揮できないという考えがあるようです。つまり復興庁には独自で復興に関する横断的な施策を実行する権限が無いという事になります。
地方分権や地方創生をもちだすときに、ここは重要なポイントです。東北だけでなくて、地方自治体も同じです。本当の分権とは何なのか。結局のところ、この「縦割り行政」を超える力が、どこかで必要なのではないでしょうか。地方分権や地方創生は、単なる機能移転ではなくて、地方が持っている力が本当に動くシステムを構築していくことが必要なのではないかと思います。
ずいせん長寿村の竣工式 2016/3/25(金)
内覧会で施設内を見学させて頂きましたが、中もとてもきれいで清潔、広々とした施設になっています。全ての部屋に大きな窓が設置され、太陽光が取り入れられているのが印象的でした。所々に「彦兵衛」「野牛」など白岡市の地名にちなんだ部屋があり、地域の方が親しみを感じる工夫も施されていました。
日本は急速な高齢化が進む中で、長寿国とよく言われますが、実は病気や不調無く過ごせる期間、いわゆる「健康寿命」は意外と短く、寝たきり期間などの不健康寿命が長いとされています。これは国の課題であると同時に自治体の課題でもあります。健康で元気に、高齢になっても、生活の質を落とさず快適な生活を送る「クオリティオブライフ」が実践できるよう、こういった施設とともに政治も丁寧に取り組んでいかなければならないと感じました。
南小学校、卒業証書授与式 2016/3/24(木)
小学校での学校生活は6年間と最も長い時間です。小学生の頃の思い出は大人になった今でも鮮やかに思いだす時があります。
卒業生の皆さんは入学した頃と比べたら、この6年間で心も体も大きく成長されたと思います。新しいステージでも、小学校で経験した事を活かして、様々な事にチャレンジして頂きたいと思います。卒業生の皆さま、そして保護者の皆さま、ご卒業誠におめでとうございます。
3Rの推進 2016/3/22(火)
「分ければ資源、混ぜればごみ」の掛け声で、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進している当組合ですが、近年は一般家庭のごみの減量化が進んでいます。しかし、店舗・会社・工場など事業者が出す事業系のごみは5年程前から増加傾向にあります。
減量化だけでなくリユースとリサイクルを進めるために、環境センター隣にあるエコプラザでは再使用可能な家具などを抽選販売しています。新品同然のものも多く、中には面白いものもありますので、イベントが実施された際には是非、立ち寄ってみてください。
シラオ仮面、爆誕 2016/3/18(金)
「シラオ仮面」は昨年6月に、市内の中高生などを含む選定委員による人気投票で、一般公募から選ばれた市の公式キャラクターです。議員達もこの日は初対面です。
おぉ・・・これは・・・
着ぐるみじゃなくてまさかの全身タイツ・・・
ツッコむ所が多くて何から手をつけていいかわかりませんが、ひとまず市に伺った事と提言した内容を記します。
Q:なしべえ、なしりんがいるのに、なぜまたシラオ仮面を作ったのか?
A:なしべえ、なしりんは基本的には商工会のキャラクターであるので、市が使う際に使用に制限がある。市が自由に使えるキャラクターとしてシラオ仮面を作成した。
Q:どういった活動をさせるのか?
A:今後、市のイベントにも参加する予定。また様々な商品のパッケージにシラオ仮面のイラストを使用したり、SNSやPR動画などで活用したりする。
提言:キャラクターを作ること自体が目的になってはならない。あくまでキャラクターは手段なので、それを用いて何を行うかが重要。せっかく作ったのだから、積極的に様々な場面に送り出して、効果的な役割を担わせてあげてほしい。
提言:例えば、安心安全に関する政策を充実して、安心なまちをシラオ仮面と共にPRするとか、子育て環境を整備して、シラオ仮面が子どもを見守るまちだとPRするなど、政策とPRを一体にして地に足を付けたプロモーションを行ってほしい。
提言:「いとおかし、しらおかし」のキャッチフレーズ、「なしべえ、なしりん」、「シラオ仮面」と、プロモーションに統一感が欠け、矢印の方向がどこに向かっているのか分からなくなってきた。白岡市は、誰に向かって何をPRするのかもう一度しっかり見定めてほしい。
女子栄養大学とのコラボが始まる 2016/3/16(水)
白岡市は今年から女子栄養大学とコラボで、特産品の開発を始めます。大学との連携事業は白岡にとって初の試みです。今日の講演会はその取り組みの初めの一歩となります。
講師の高城孝助氏は外食大手を経て、現在は女子栄養大学教授として活躍中の食の専門家です。これまで、マルちゃんの「赤いきつね」などヒット商品の開発に携わってこられました。
講演は主に、マーケティングについて。顧客視点の持ち方や、企業のブランド作りの話、また女子栄養大学が開発した特産品の紹介もありました。女子栄養大学はこれまで様々な企業や自治体とコラボをしています。 学校給食に地場産物を活用したメニューの開発や、ファミリーマートとのコラボによる「海と畑のサラダ」の発売、等々。
産官学の連携は、自治体にとって「マーケット感覚」と「専門的知見」が取り入れられる絶好の機会です。白岡市もこの機会を活かす事で、今まで無かった視点から特産品の開発、農業の6次産業化を進めることができるのではないかと思います。
南中学校、卒業証書授与式 2016/3/15(火)
卒業生の皆さんは本当にたのもしく、立派な姿を見せてくれました。代表挨拶や合唱も心のこもった素晴らしいものでした。今日で義務教育が終わり、これからは大人への階段を一歩一歩登っていきます。今まで以上に嬉しい事や楽しい事がきっと待っています。また、つらい事や困難もありますが、皆さんならきっと乗り越えていくでしょう。
日頃からやさしく見守ってくれているご両親や先生への感謝を忘れず、それから、隣にいる友人を大切にしてください。ご卒業おめでとうございます。
新図書館の設計について (一般質問) 2016/3/14(月)
Q: 学習室は確保されるか?
A: 39席の個人学習室を用意する。またそれ以外にグループ学習のための部屋を用意する。
Q: カフェは設置されるか?
A: 入口のそばに簡易的な休憩所を設置する予定。(コンビニにあるカフェのようなイメージ)
Q: 図書館、多目的ホール、資料館、すべてが一階に集約されている理由は?
A: 3つの機能が一体となったサービスを作りだすことを目的としている。一階はある程度、音やざわつきを許容した空間とする。ホールと図書館、また図書館と資料館が一体となった企画の実施を想定している。
Q: 多目的ホールの利用イメージは?プロの公演などが行われるものか?
A: 基本的には市民活動のためのホールとなる。プロ仕様の音響整備などは備えない。
Q: 多目的ホールの楽屋はどこになるか?
A: 1階のグループ学習のための部屋、または2階の音楽スタジオを使用してもらう形になる。
Q: 多目的ホールは常に利用者がいるわけではない。多目的ホールが使用されていない時、一階のメインフロアには有効活用されない空間、いわゆる「デッドスペース」が生まれてしまうのではないか?
A: 多目的ホールを3つの部屋に分けて、利用しやすさに配慮している。3部屋一体で使用されることは少ないと思うが、集会室など小分けする事によって、様々な用途に使用できるホールを目指す。
「健康×地域活性化」の取り組みを (一般質問) 2016/3/13(日)
そういった問題を解決するために、「健康マイレージ制度」を導入する自治体が増えています。「健康マイレージ制度」は、健康イベントに参加したり、健康診断を受けたりすることで、ポイントを受け取り、一定のポイントが溜まると地元商店の割引券や自治体が用意したプレゼントと交換できる制度です。こういったインセンティブがあれば、楽しみながら健康増進に取り組む事が可能となります。長期的な医療費の削減と地域活性化の観点から、この「健康マイレージ制度」の導入を提案しました。
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質問(渡辺):「健康マイレージ制度は、国が取り組んでいる『スマートウェルネスシティ』プロジェクトの一環として、全国の様々な自治体で取り組みが始まっている。厚労省の試算によれば、日本人が歩くことで削減できる医療費は一人一歩あたり0.0014円となり、日本人が今より3000歩多く歩く事で、年間2700億円の医療費削減が見込まれるとされている。本市においても高齢化に伴い、医療費の高騰は避けられない課題だが、『健康マイレージ制度』の導入で市民が気軽に参加できる仕組みを作ることで、市民の健康づくりを後押し、長期的な視点から医療費の削減と、地域活性化に結び付けられないか。」
「スマートウェルネスシティ」とは市民の健康づくりを積極的に後押しする自治体のこと
答弁(健康増進課): 「当市では健康増進計画に基づき、『はぴスイッチ計画』『梨なしキャンペーン』を実施しているが、健康づくりに関心のない方が多いのも事実。議員提案の『健康マイレージ制度』は、日ごろの健康づくりをポイント化し、積極的な参加を誘導し、無関心層に生活習慣の改善を促すことができる、またポイントを地域経済に還元できれば、地域活性化にもつながると考える。当市では、本年度から、がん検診を実施した方に、健康グッズを贈呈する試みを始める。ポイント制については医療費の削減の効果などを調査した上で、実施を検討する。」
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高岩公園について、防災の観点から。(一般質問) 2016/3/12(土)
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質問(渡辺):「高岩公園は雨天時に、新白岡地区の雨水を溜める調整池としての役割を持っている。つまり冠水する事があらかじめ想定された公園と言える。しかしその高岩公園が、当市では避難場所に指定されている。調整池として遊水機能がある公園を、避難場所として指定することは適切とは言えないのではないか。」
答弁(安心安全課): 「議員指摘の通り、高岩公園は南側の調整池と一体なって遊水機能を持つため、冠水する場合がある。この度、市では、更なる防災体制の強化を目指し、防災計画の見直し・改定を行った。今回の改定で、高岩公園は『地震に対応した指定緊急避難場所』とした。大雨など水害時の指定緊急避難場所としては指定しない。」
(南側の調整池)
質問(渡辺):「しかし地震と洪水が同時に来る可能性もある。災害時は平常時のような冷静な対応ができるとは考えにくく、できるかぎりスムーズで混乱のない行動がとれるような環境づくりが必要だ。そこで高岩公園が雨天の際に冠水の恐れがあるという事を市民にしっかり周知すべきではないか。万が一の災害で避難する際にも、情報不足による問題が起きないように、公園利用者や周辺住民に対して周知を徹底すべきと考えるが。」
答弁(街づくり課): 「議員提案の通り、市民に対して周知をする事は必要と考える。HPの見直しに合わせ、その旨を記載し、周知を行う。また加えて、公園に案内看板を新たに設置し、その中で概要を記載して周知を行う。」
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以上です。市のHPの避難場所一覧も更新されました。災害が起きた際、避難場所の過信は禁物ですが、自治体が様々な状況を想定し、より安全性の高い避難環境を整備することはとても重要です。東日本大震災から5年が過ぎましたが、震災の教訓を踏まえた防災環境の細かな見直しが今一度必要だと考えます。
私の所属する総務委員会では、来月、市内の危険個所を全て視察する事を決めました。まずは自分たちの足元から見直していきます。
(※その他高岩公園のグラウンド整備についても質問しましたが、その事については後日ご報告します。)
未来への投資 2016/3/8(火)
まず民間認可保育所として、ピノ保育園が野牛地区にオープンします。白岡の待機児童数は昨年は29人となっています。ですが、この数字を正確に出すことは困難です。以前も書きましたが、待機児童に関しては需要が供給を生むだけでなく、供給が需要を呼ぶ構造があります。「預けられる保育所があるなら、自分も子供を預けて働きたい」と考えている方はたくさんいらっしゃり、潜在的な待機児童数というのは単純に測れません。
また、こども医療費を18歳まで無料にする案も提出されています。この施策は2017年から実施予定となっており、県内自治体では5番目の実施となります。市の年間の医療費負担は2100万円を想定しています。
その他主なものとして、学童保育所の新設、子どものショートステイ事業も計上されています。
ついこの間、「保育園落ちた・・・」と書いたブログが話題になりました。確かに私もオリンピックなど国を上げた巨大事業に予算をつぎ込むよりも、少子化対策に充てた方が意義があると考えます。(オリンピックそのものに反対はしませんが優先順位として。)施設だけでなく、保育士の待遇、人手不足の問題も深刻です。子どもの教育環境の向上などやるべきことはいくらでもあります。
エマージングな高度成長期のように、国全体で夢を描く時代は過ぎました。これからは自治体が各々の夢と熱意と工夫を持って住民の生活の質を上げていく事、暮らしやすくしていくことが重要です。その中において子育てや教育は、自治体の未来に直結する、いわば未来への投資ですので、しっかりとした予算をつける事が必要だと考えています。