圏央道を活かした地域活性化を (3月議会一般質問)
3月議会最後の質問では圏央道を活かした地域活性化について伺いました。2月26日に圏央道の茨城県内が全線開通し、白岡から成田空港方面へのアクセスも向上しました。これを白岡の発展に活かすために、チャンスを逃さないために、このタイミングで質問しました。

・まず、これまでの成果は
渡辺(質問):『圏央道が開通したことにより、インターチェンジ周辺では企業立地の期待が高まっている。これまで圏央道付近では「西部産業団地」が整備され企業誘致が行われた。この企業誘致の取り組みにより、市への経済効果、また市内の雇用創出はどの程度あったか。』
地域振興課(答弁):『西部産業団地は分譲の開始とほぼ同時に完売し、現在、5社の企業が操業を開始している。埼玉県の試算によると約450億円の経済波及効果があるとされている。市の税収としては約2億円程度を見込んでいる。5社すべての従業員数は約600名、白岡市内には約100名の雇用が生まれている。』
・このチャンスを活かすべきでは
渡辺(質問):『市外や県外の自治体ではさらに企業誘致活動が活発化している。千葉県では自治体と民間が一体となって圏央道の恩恵を地域に波及させるための研究会を立ち上げた。茨城県では圏央道開通により県内の移動が便利になったため、2020年東京オリンピック・パラリンピックの参加国・地域の事前キャンプ受け入れのための連携協定を複数の自治体間で締結した。
当市でも積極的な戦略を立てていくべきではないか。新たな企業誘致やグリーンツーリズムなどの観光を進める最大のチャンスと言えるが、市はどのように考えているか。圏央道の効果を活かすために行動すべきではないか。』
企画政策課(答弁):『圏央道の開通により日本の大動脈がつながり、当市の経済にとっても大きなメリットがあると考えている。今まで以上に、人と企業を呼び込む活動に力を入れていきたいと考えている。』

圏央道付近の柴山沼
・企業誘致と地域活性化を結び付ける視点を
渡辺(質問):『企業を呼び込むにはしっかりとした戦略が必要だ。特に白岡の中長期の発展には、企業誘致と地域活性化を結び付ける視点が重要だ。例えば、雇用を生みやすい製造業や地元産業と連携しやすい食品加工企業などにターゲットを定めた誘致戦略も考えられる。
企業誘致は最終的な目標ではなく、それによって強い経済を作り上げていく事が重要だ。市は圏央道を活かした地域活性化について具体的にどのような戦略があるか。』
企画政策課(答弁):『市ではこの度、土地利用の計画を見直し、市をあげて企業を誘致していきたいと考えている。また商工観光課の中に、新たに企業相談担当を設け、企業からの相談窓口を一本化する。企業誘致と地域活性化を結びつけるために市としては効果的な土地利用の推進を図っていきたいと考えている。』
====質問を終えて====
企業や人を積極的に呼び来む事は活力あるまちを創るうえで重要だと思います。企業誘致を進める、という事でいえば白岡市は今がとても重要な時期であり、大きなチャンスでもあります。
市は取り組みを強化していくとのことです。自分自身もさらに先進事例や他市の動き等を調査・研究して、より有益な質問ができるように、勉強を重ねていきたいと思います。