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9月議会の議案採決②

引き続き、議会で採決された議案です。


◆平成27年度白岡市一般会計補正予算 ≫ 可決 
補正予算として2706万2千円の追加があり、これで予算総額は130億4607万4千円となりました。ふるさと納税の増額やマイナンバーにかかる費用、防災費では業務無線のデジタル化の入札決定等があります。教育費では学校校舎改修費や学校トイレ洋式化のための費用等が追加となりました。 

※ちなみに補正予算とは予算の変更が必要になったときに一部予算の修正をするものです。4月から翌年3月末までの1年間の予算は、「当初予算」として、その年度が始まる直前の3月議会で決まります。しかし、年度の途中で、状況の変化や新しい事態が発生した場合は、変化に対応するためにこの「当初予算」に変更を加えます。

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◆平成26年度白岡市一般会計歳入歳出決算認定 ≫ 可決
白岡市の平成26年度(昨年)の一般会計決算は歳入が133億3857万、前年比で3%増加となります。主な歳入は市税ですが、これからはやはり「法人税」を増やさなければなりません。圏央道が全線開通しますが、この起爆剤を活かした企業誘致、財源確保を進めていくことは重要です。反対に歳出は128億1822万、前年比で3.5%増加。大きいものは民生費です。白岡市だけに限った話ではありませんが、高齢者・児童・障害福祉や生活保護等の社会保障関係の費用は年々増加しています。

自分が所属する総務委員会の所管事項で特に気になった所は、始まったばかりのシティプロモーション、のりあい交通、マイナンバーに関わるシステム整備など。委員会の中でも色々と質疑をさせて頂きましたが、今後もこれら政策の動向に注視していきます。

9月議会の議案採決 ①

9月30日に、本議会に上程された議案第48号から第71号までの採決が行われました。詳細は議会だよりでも掲載されますが、可決された議案をいくつか説明させて頂きます。


◆白岡市災害見舞金支給条例 ≫ 可決
白岡市民が火災や風水害、地震などの災害で被害を受けたとき、災害見舞金を支給する条例です。住家の全焼、全壊は1世帯10万、半焼や半壊は5万、床下浸水には2万円が支給されます。被害にあわれた方の修復費をカバーできるものではありませんが、あくまで「見舞金」として、市からいたわりの気持ちを示す条例です。大きな災害が発生した場合(例えば先の常総市の鬼怒川決壊による被害など)は、災害救助法が適用されることになり、この条例は適用されません。


◆白岡市個人情報保護条例の一部を改正する条例 可決
マイナンバー制度がスタートするに従い、個人情報保護条例を一部改正します。マイナンバーは、国民一人ひとりに固有の番号を付与し、行政手続きに活用するものです。2013年、社会保障と税の一体改革のひとつとして自民、公明、民主、維新などの賛成により可決されました。

このマイナンバーについては、情報管理の不備による個人情報漏洩や、集積された個人情報の不正利用に関して等の懸念事項があげられます。しかし、この制度のメリットとして、国民一人ひとりの社会保障の利用状況や保険料・税の納付状況等の情報を効率的且つ正確に管理することが可能となり、社会保障給付の適正化や税負担の公平化が図られます。また市民が公共サービスを利用する際にも、サービス受給に関わる様々な事務を簡素化できるという側面があります。

いずれにしても、マイナンバー制度は国が積極的に推し進め、白岡市でも10月に利用が開始されます。この議案の主旨は来たるマイナンバー制度の導入に伴い、関係する条例を整備し、個人情報の適正な取り扱いを確保することです。

マイナンバー導入という環境変化に備え、必要な更新を行うべきという理由から、この条例改正に対して賛成討論をさせて頂きました。討論の中では、マイナンバーへの懸念事項に対応して頂くべく、万全のセキュリティに配慮した環境と、より徹底した個人情報の適正管理・取扱いを要望致しました。私自身も、議員として個人情報の保護・管理について今まで以上に緊張感を持って取り組むことを前提としてこの議案に賛成致しました。

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圏央道がついに開通 2015/9/30(水)

本日議会でも報告がありましたが、圏央道の桶川北本インターチェンジから白岡菖蒲インターチェンジ間が10月31日(土)に、ついに開通することになりました。


これで埼玉県内全線開通となり、東北自動車道、関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路が繋がります。圧倒的に利便性が向上するだけでなく、沿線の産業集積による市への経済効果も期待できます。

開通を記念して10月24日には開通前の圏央道を歩くイベント「圏央道ウォークフェスタ2015」が開催されます。本線2.8キロメートル区間をみんなで歩くウォーキングイベントやステージイベント、特産品等の販売などが行われます。なかなか無い機会ですので、是非ご参加ください。

 

「圏央道ウォークフェスタ2015」事前申し込み


※詳細は、後日市から全戸配布されますチラシをご参照ください。

白岡のふるさと納税が好調「人気ベスト3」

白岡市のふるさと納税が好調です。

白岡市は今年の6月から寄付をして頂いた方に返礼品を送るなどふるさと納税の内容をリニューアルしました。クレジットカードでも支払いができるようになり、寄付金の使途も自然環境や教育、まちづくりなど8項目の中から選べるようになりました。


リニューアルしてまだ3か月程ではありますが、すでに寄付件数で約1400件、寄付金額は1400万円を突破しました。この数字は県内でも高い寄付数です。返礼品の人気ベスト3は、「梨」、「観葉植物」、「ラーメン」となっています。

・まず、現在の一番人気は「梨」です。

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梨は緑と水に恵まれた白岡ならではの特産品です。おいしいだけでなくて実は美容効果もあります。豊富なカリウムが体の余分な塩分を排出して、顔のむくみを取ってくれるそうです。幸水、豊水、新高、など色々種類がありますが、私は特に豊水が好きです。甘味もありますが、それに加えて酸味があり、濃厚な味です。

・続いて、「プロが選ぶ観葉植物」も大人気。

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観葉植物はインテリア性も抜群でリラックス効果もあるので、プレゼントとしても最適です。こちらの観葉植物を出品している貴宝園さんはNHKや新聞等でも取り上げられる、白岡が誇る有数の観葉植物の園芸農家です。有名なものから希少品まで、これだけ充実したラインナップは中々見られません。どの植物もとても綺麗です。このお店には、かの有名なニコライ・バーグマンも訪れたことがあるとか・・

・そして「ラーメン」も人気です。

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ラーメン「もちもちの木」は栗橋線沿いにある人気店で、インスタントラーメンとして全国のコンビニでも発売されています。このラーメンはスープの表面を油が覆っていて、時間がたっても「熱々」です。『ラーメンとはとにかく熱いもの』という、お店のこだわりがあるそうです。鰹節メインの魚介風味が有名ですが、みそ味も人気です。
 

以上、返礼品人気トップ3でした。白岡市の特産品は梨だけではありません。全国に誇る素晴らしい業者や名店があります。ぜひ、ふるさと納税と一緒に、白岡のスゴイ所も発見して頂ければと思います。

「白岡市 ふるさと納税」

稲刈りに参加 2015/9/20(日)

シルバーウィークいかがお過ごしですか。私は今日は稲刈りイベントに参加させていただきました。本日のターゲットは菁莪小学校付近の田んぼ。目の前には青々とした稲穂が・・・。いざ、刈るべし。
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大人も子供も一斉にスタート。思ってたよりも順調に刈れます。

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刈った稲を8束くらいでひとつにまとめて、紐で結ぶのですが、これが割と時間がかかります。

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まとめる作業が終わったら、稲をこんな感じで干して、乾燥させます。自然乾燥された米は、旨みが増します。稲は逆さまに干す事によって栄養が穂先の実に集中するそうです。

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後は太陽にまかせます。来週にはおいしい米ができていることを祈って。

今日は運動会 2015/9/19(土)

今日は南小の運動会。運動会自体、久しぶりです。小学生の頃を思い出しましたが、あれからもう20年くらい経つんですね。小学校でも中学校でも運動会となると、ここぞとばかりに張り切っていた、あの頃が懐かしい・・・。

南小の小学生たちも元気いっぱいです。騎馬戦では紅組・白組両チームが接戦を繰り広げ、応援にも思わず熱が入りました!

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一年生も速い!

 

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騎馬戦は延長戦へ・・・、タッチの差で勝敗が!

 

補正予算の審議 2015/9/18(金)

今日は総務委員会で補正予算の採決がありました。

自分は今年の春から新しく議員になりましたが、今まではいち市民として白岡は「こうした方がいいんじゃないか」とか「ここがいい所だ」など考えていました。しかし議員になると、やはり入ってくる情報量が違います。予算についても、こうして決算書を細かく確認すると、如実に見えてくることがあります。

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実際の白岡の財政状況というのは比較的安定しています。以前は高かった実質公債費比率(収入に対する借金の返済費の占める割合)も徐々に下がり、財政力指数も県平均より良い数字です。
 

しかし、高齢者福祉や社会保障費の増加など様々な問題が山積みです。それに加えて、マイナンバー導入や公共施設の老朽化など、社会インフラの更新も目前に迫っています。市民のニーズも多様化していて、業務には質も量も求められています。
 

今は国だけではなくて、自治体も本当に厳しい環境にあるということを実感します。一筋縄ではいかないことばかりです。
 

ただ、こういう状況だからこそ、やりがいもまたあるのです。自分がやるべきことの、優先順位を決めながら、ぶれずに一つひとつ取り組んでいこうと思っています。

豪雨から一夜明け 2015/9/11(金)

台風18号の影響で、関東・東北は記録的な豪雨となりました。栃木や茨城、宮城でも特別警報が発表され、土砂崩れや氾濫など広い範囲で被害が相次ぎました。
 

白岡市でも台風が上陸した9日には155ミリの雨量を記録。市は被害防止のため、市内巡回、冠水箇所の通行止めや土のうの配布などの対応に追われました。主だったところでは、西地区の道路冠水、カルバートボックス4箇所の冠水、姫宮落川の越水などの被害が出ています。他の地区の被害状況も心配です。


爪田ヶ谷地区では、姫宮落川が越水し、農道や稲刈り前の田んぼが水に浸かってしまっています。

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2~3日の雨でこれだけの被害です。雨の降り方も、まるで滝のようで、日本的な雨のイメージはもうありません。今までの治水対策を根底から覆すほどの猛威です。

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白岡市は自然災害としては、主にはこういった水被害か竜巻などの被害になるかと考えられます。いずれにせよ今までの固定観念に囚われず防災強化に努めていきたいと思います。
 

また台風の際ですが、できる限り外に出ず、建物内で過ごすことが基本です。河川や用水路の見回りも危険です。水の流れは予想できないので、あれよあれよという間に危機的な状況になってしまいます。避難勧告や避難指示が出たら、すみやかに避難場所へ向かいましょう。(外が危険な場合には、無理せず、自宅や近くの高い建物に避難する方が適切な場合もあります。)

是非、市のハザードマップや防災コラムなどを一度お目通しください。
 

白岡市洪水ハザードマップ

Yahoo防災コラム

新生涯学習施設のシンポジウム開催

前回議会で新図書館の公聴会を実施してほしいと要望しましたが、この度10月12日に新図書館のシンポジウムが開催されることになりました。
 

「地方創生のカギを握る地域の図書館  〜わくわくする白岡市の生涯学習施設を創ろう〜 」と題し、講師の方々と共に参加型パネルディスカッションなどが行われます。

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コーディネーターには花井裕一郎氏をお迎えします。花井氏はフジテレビのディレクターを経てNHKや民放番組の演出で活躍。その後、東京から長野県小布施町に拠点を移し、NPOオブセリズム理事として「まちじゅう図書館」や「畑でTシャツアート」など様々なまちづくりの演出を行っています。Library of the Year 2011 大賞やトリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」にも選ばれた図書館「まちとしょテラソ」の館長でもあります。

コロカル記事:「まちとしょテラソ」と館長・花井裕一郎さんのこと
 

このシンポジウムと前後して小中学生の視点で新たな設計について考えてもらうワークショップも開催予定とのことです。市民の皆様とより良い施設づくりについて共に考えるための機会です。是非お気軽にご参加ください!

・10月12日(月・祝) 午後1時30分〜4時(受付 午後1時〜)
・白岡市コミュニティセンター 舞台ホールにて

※先着順ですので、お申込みください。

詳細はコチラ

9月議会の準備 2015/9/2(水)

3日から9月議会が始まります。今議会は議案も多く、ボリュームある内容になりそうです。自分が取り上げる一般質問のテーマは下記の3つです。
 

・新生涯学習施設へのアクセス確保について(特に徒歩や自転車でのアクセスについて)
・都市計画道路「白岡・宮代線」の進捗、今後のスケジュールについて
・白岡駅東口周辺の都市計画と将来像について

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都市計画道路「白岡・宮代線」の橋台部分
 

 子供や高齢者、車を持っていない方にもやさしいインフラ整備について問題提起するとともに、まちづくりの将来像(今回は駅周辺の都市計画中心)についても議論したいと思っています。

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白岡駅東口周辺
 

実は今議会で白岡駅西口の再開発の問題も取り上げる予定でした。しかし、西口の問題は新しい切り口での議論が難しく、効果的な議論をするには、もう少し準備を重ねてからの方が賢明と判断し、一旦見送ることとしました。今回は上記の3問に集中します。

そして今議会より白岡市議会のネット放送が始まります。市のホームページでも公開されますのでお時間がありましたら是非、ご視聴ください。また平日なので中々難しいとは思いますが、よろしければ議会の方にも気軽に傍聴にいらしてください。

白岡市に新しい図書館が生まれる 

8月の広報しらおかにも掲載されましたが、白岡市の新図書館のイメージ図ができあがっています。
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あくまで企画段階のものなので、今後変更する可能性はありますが、具体的な新図書館の姿が確認できます。イメージコンセプトは「梨だな」です。

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梨だなをイメージした大屋根が特徴的ですね。周辺には樹木を植栽し、緑豊かな自然環境との調和を図るとのことです。全面ガラス張りでオープン性の高いデザインです。いい感じだと思いますが、いかがでしょうか。

内部は図書館と多目的ホール、資料館3つの機能が融合されています。ホールには彩玉ホール、豊水ホール、幸水ホールと梨の名前が名づけられており、ユニークです。外のイベント広場に面した幸水ホールの壁は開閉可能なガラス可動壁になっており、広場と一体になった野外ステージにも変化するとの事です。白岡まつりやその他のイベントでも様々な企画が実現できそうです。

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建物の中には梨をイメージしたような丸い電球が・・・。夜に外からみると本当に大きな梨だなに見えるかもしれません。良く見ると椅子も梨のデザインになっています。かわいいデザインなので子供も喜ぶのではないでしょうか。

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1階はにぎわいが生まれる広場、2階は落ち着きと静寂を重視したスペースとなる設計になっています。

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資料探し、情報探しの手助けをする司書とレファレンス機能も充実される予定です。内部は太陽光や風力などの自然エネルギー活用と省エネ技術の導入により、ランニングコスト20%カットを目指します。

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施設にはカフェが入りますので、コーヒーを飲みながら、芝生で寝そべって読書なんて事ができるようです。木漏れ日が入ってくるテラスでは友人とまったり休日を過ごす、そしてブラウジングコーナではソファで落ち着いて読書ができたり。利用者によって様々な使い方ができる施設設計になっています。

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タッチパネル式のデジタルサイネージや検索機器なども充実する様です。
 

デザインは株式会社アールアイエーという大手設計事務所が手がけています。財源については図書館のために積み立てた基金と地方債が充てられる予定です。施設の詳しい内容は市のホームページでも見られますが、新たな「学び」「交流」「発見「創造」が実る場所、白岡の新図書館のデザインとして、充実した内容になっていると思います。

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今回こうして具体的なイメージが出ましたが、「まだまだこれから」です。私は前の選挙でも、図書館をただつくるだけでは終わらせないと訴えました。これから本格的に基本設計が始まりますが、内容、安全面、運営費など、様々な懸念事項を議論していきます。

その中でも12月議会では財源と運営費について、そして来週始まる9月議会では「図書館へのアクセス確保について」を一般質問で取り上げる予定です。新図書館について色々な方に説明していく中で、「新しい図書館ができても遠くて行けない」「駅や小学校から行きにくい」という声が多数あります。特に小中学生が徒歩や自転車で行くには困難な場所にあることも事実です。この件について問題提起し、改善策を求めたいと思います。
 

次に続く(Next→)小・中学生や高齢者は新図書館へ行きやすい?

患者の方々の声 2015/8/22(土)

8月22日にがん患者会「すみれ」の皆様が、久喜図書館と共催で「がん患者の体験を聞く会」を開催されました。「すみれ」の皆様は毎月第2木曜に、はぴすしらおかにて交流会を開いたり、講師の方をお呼びしてがんフォーラムなどを開催されています。この事業は白岡市協働のまちづくりのモデル事業にも採択されています。
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講演会では白岡市やその他地域のすみれ会員の方々が自身の体験談を語られました。下咽頭がんで声帯を摘出した方の闘病のお話や、がんを告知された後の日常生活の様子など、病気と向き合い、決して暗くならず、前を向いて努力をされていることに感嘆致しました。

こうした病気は一人で抱え込んでしまうと、様々な事を考えて心細くなってしまいますので、悩みを話したり、情報交換をする場所は本当に貴重だと思います。日頃、中々面倒くさくて検診には行きにくいものですが、こうした会の皆様の活動により、定期健診の重要さも周知されていくと思います。


一人でも多くの方の心の支えになろうと活動されている会の皆様には本当に頭が下がる思いです。普段は中々聞けない生の声をお聞きし、行政がすべきことや、病気との向き合い方など、様々な事を考えるきっかけを頂いた充実の講演会でした。

蓮田白岡衛生組合視察 2015/8/18(火)

8/17~18と蓮田白岡衛生組合議員の視察で栃木・茨城に行ってきました。

一ヶ所目の視察は栃木の芳賀地区エコステーション。1市4町の広域ゴミ処理をする他、不燃ゴミのリサイクルなどを行います。

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入口ではペットボトルのキャップでつくられたキャラクターたちがお出迎え
 

芳賀地区エコステーションでは「循環型社会」の実現を目指し、ゴミを再利用できるようにしています。新聞や雑誌をトイレットペーパーにしたり、空き缶を鉄にしたりして、リサイクルを行っています。また、ゴミを燃やす際も、ダイオキシンの排出が少ない最新の溶融炉を使用し、余熱で発電も行うそうです。

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施設内は子供たちが愉しく環境について学べる環境学習設備が充実しており、「分ければ資源、混ぜればゴミ」の考え方を次世代に伝えています。

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環境ウルトラクイズに挑戦できるコーナー
 

二ヶ所目は茨城のバイオマス発電所、バイオパワー勝田に伺いました。ここでは「木くず」を燃料として「発電」を行います。バイオマス発電は木くずや燃えるゴミ等を燃やした熱で蒸気を作り、その蒸気でタービンを回して電気を作る再生可能エネルギーです。

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石油やガスのようにCO2を排出せず、自然にやさしい新エネルギーとして期待されています。しかし期待されるだけに、たくさんの木質バイオマス発電所が建設されるようになると、事業者間で材料の木質チップの取り合いになり、燃料調達が困難になる可能性もあるようです。

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そして三か所目は水戸にある株式会社リーテム。リーテムでは小型家電などの廃棄物を回収し、その中に含まれる金・銀・レアメタルを資源化しています。

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スマホ、ゲーム器、PCには、レアメタルなどの貴重な金属が含まれていて、その金属を捨てずに資源として利用すると、日本は「資源大国」になるといいます。リーテムには以前、天皇陛下もご視察になられたとのことです。アメリカや中国にも事業所や工場を構える、まさにグローバル・カンパニーです。

三か所とも安全面に配慮したとても充実した設備でした。お忙しい中ご丁寧な説明を頂き誠にありがとうございました。ゴミは生まれ変わる、という所を見せていただきました。

歴史に学ぶ 2015/8/15(土)

70年前の今日、放送された玉音放送ですが、改めて現代語訳を読んでみると、その内容の深さに驚かされます。


「二度と戦争をしてはいけない」という言葉だけで終わらせるわけにはいきません。なぜ戦争になってしまったのか。

当時の世界に吹き荒れた大恐慌とブロック経済の波。「帝国になるか」「植民地になるか」を迫られるような過酷な世界状況下で、満州に新天地を求めた日本。日本は先の戦争の事を東アジアの自立を求めた戦いという意味で大東亜戦争と呼び、アメリカはアジア太平洋の安定を求めた戦いと言う意味で太平洋戦争と呼びます。

国と国の大義がぶつかりあい、戦争しか解決の道が無いように見えた時、どう回避をするか。回避はできるのか。見出さなければならなりません。そして、そんな状況が決して訪れないよう、歴史に真摯に学び、あらゆる努力をしていかなければなりません。二度とあのような戦争を繰り返さないために。

野々市市にて「協働」を考える 2015/7/29(水)

29日、視察2日目は野々市市に伺いました。

野々市市は金沢のベッドタウンと呼ばれ、白山市とは対照的に単独市制の道を選んだ自治体です。昨年の東洋経済の全国住みやすさランキングでは全国2位に選ばれ、人口は5万人超と白岡市とも共通点があります。 

野々市市の平均年齢は40歳、議会も30代から50代の議員が多く、若い住民が多い市です。市内には金沢工業大学と県立大学があり学生も多く住んでいます。市役所はガラス貼りのきれいなオフィスです。

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野々市市では市民協働のまちづくりを推進しています。市民協働とは、市民と行政又は市民同士が、ともに協力し合いながらまちづくりを進めていく取り組みです。白岡市の市議会議員選挙でも何人かの候補者の方がこの「市民協働」を訴えていました。

「市役所の仕事を市民に代わりにやってもらうこと」ではなく、「まちづくりを共に行うこと」が本来の考え方です。「市民」という言葉の中にはそのまちで活動するNPOや企業、学生も含まれます。

野々市市では毎年、提案型共同事業としてまちづくりのアイデアを募集しているそうです。選ばれた団体に対して補助金を出し、実現に向けて行政がサポートを行います。いくつか紹介頂いた中でも面白いものがあります。

Spending Nonoichiは世界で広がるオープンデータや市民向けのwebサービスを野々市市に導入していこうという団体です。Where Does My Money Go?というサイトでは、自分が使った税金が野々市のどこに使われているかがわかります。これもITを使った市民協働のかたちです。別団体ですが市民による子育て情報サイトの開設も予定されているようです。


劇団nonoという市民劇団では野々市の民謡をもとにした紙芝居劇や演劇を上演し、野々市に伝わる民話を楽しく、わかりやすく伝える活動をしています。その他にもコミュニティ・カフェを開き、カルチャー教室などを実施しながら市民が交流できる居場所づくりを進める団体などもあります。
 

◆◆◆
 

野々市市は大学とも連携し、市民協働の取り組みを進めているそうです。市民に身近なサービスや地域特性を活かしたまちづくりを進めていくためには学校や企業、地域の人々それぞれが連携していくことが望まれます。現実には色々な問題点もあり、難しい取り組みです。まちづくりに関する情報をオープンにする透明性や市民との対話など、まず議員や行政ができることから心がけていくことも必要かと思っています。


そういえば前日に行った白山市では、豪雪地帯の雪を逆手にとって「雪を楽しもう」と始めた「雪だるままつり」が市を代表する観光イベントになっていると聞きました。これも市の若者たちが自発的に始めたものだそうです。

様々な人が様々な角度からまちづくりに関わるようになると、地方自治はもっとダイナミックになっていくかもしれません。

白山市の公共施設を視察 2015/7/28(火)

28日〜29日、議会の会派合同で、石川県白山市と野々市市に視察へ行ってきました。


白山市は2005年の平成の大合併時に1市2町5村が合併して生まれた市です。約11万人の人口を有し、日本三名山の一つ白山など自然豊かな山々と日本海に囲まれています。

駅の周辺には朝顔を歌った俳人千代女の記念館や松任城跡などがあり、歴史を感じる街並みが広がります。

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織田信長の武将・柴田勝家に攻められて落城したとされる松任城


 

今回は「公共施設の統廃合について」をテーマに公共施設や市役所を視察させて頂きました。

白山市は白岡市と比べると面積が約30倍あります。多数の自治体が合併して生まれた市であるために、類似する公共施設がたくさんあり、合併時には833、今でも812もの公共施設があります。(県内同規模の小松市と比較すると約2倍の数)

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駅を降りるとすぐ目の前に見える市民活動の拠点「うるわし」。

 

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市のシンボルマークは朝顔。緑のカーテンにも朝顔が使用されている。

 

市民工房や、スキー場、武道館など、立派な施設がたくさんあります。図書館も合併時には9つあったそうです。

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白山の武道館。中もとても綺麗です。

 

白山市は合併後、持続可能な行財政運営を目指して、多数ある施設の統廃合や民間事業者への譲渡を進めました。そのまま残すものについても指定管理者制度の導入や管理費の精査を綿密に行い膨大な管理費の削減に努めたそうです。

その際は町内会や地域、各種団体などに向けて700回以上の説明会を行い細かく協議をされてきたそうです。

やはり老朽化による改修や耐震化など、公共施設はあればあるだけ財政負担も大きいので、どの自治体においても長期的な視野に立った管理計画というものが求められます。

◆◆◆

複合型の図書館

白山市にある松任図書館は白岡市の新図書館とコンセプトが似ていて、図書館機能と児童館機能、コンサートホールが融合した生涯学習施設となっています。

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こちらも大変綺麗な図書館で、自習室や検索PC、レファレンスコーナなど充実した設備が揃っています。

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書庫は地下にあり、2階は児童館になっています。児童館では授乳室や育児相談室などがあり子供向けの様々なイベントも開かれるそうです。

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ビリヤードに興じる少年たち・・・。2階の喧騒は1階の図書館には届きません。
 

また主に子供向けの本が中心ですが、移動図書館も用意されています。

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施設内には中庭公園やコンサートホールなどもあり、様々な目的での来館が予想され、複合施設ならではの利便性を感じました。

最近では新国立競技場の建設についても色々と話題になりますが、箱物づくりは本当に慎重に進めなければなりません。立派な施設がたくさんあることは確かにいい事なんですが、問題は管理、運営です。白岡市においても耐震性や安全面は勿論ですが、10年後20年後を見据えた施設方針、そして施設にかかる費用が財政にどれだけインパクトを与えるかも注視しながら計画を進めていく必要があるかと思います。

この夏、一番強くなったチーム 2015/7/28(火)

白岡高校野球部の皆様、準優勝!おめでとうございます。公立の星とも呼ばれた快進撃、どんな試合でも最後まであきらめない姿勢、多くの人に感動を与えてくれました。

埼玉栄に勝ったあたりからはもう衝撃でした。高校野球はやっぱり熱いですね。野球部の皆様は試合が終わった翌日も学校周辺の清掃活動をされていたとのことを聞きました。本当に頭が下がります。ありがとうございました。これからさらに躍進する白岡高校野球部の輝く未来を心から祈っています。 

猛暑の中 2015/7/25(土)

熱い日が続きます。今週はバタバタと忙しく過ごしていました。

22日は東京都の区議の方々と共に、山田宏前衆議院議員(前杉並区長)の政策セミナーに参加。教育問題や安保の話が中心でしたが内容の濃い勉強会でした。杉並区の先進的な区政からも色々学ばせて頂きます。

23日は白岡市の全員協議会に出席。国民健康保険税や新図書館などについての協議です。その後は役所で表現力講座が開かれ、ワークショップを含む3時間の研修に参加してきました。

24日は総務委員会。この日は市の財政状況について財政課長から諸々説明を受けました。このあたりの話はまた後で詳しく書きます。

そして、25日、勝利!!白岡高校野球部!!決勝進出です。

猛暑の中、強豪浦和学院相手にやってのけてくれました。粘り強い打線、安定の投手陣、素晴らしいです。

決勝はVS花咲徳栄。存分に暴れてきてください!

新井白石と白岡 2015/6/27(土)

江戸時代の学者にして政治家、新井白石。徳川6代将軍家宣の時代に「正徳の治」を進めた歴史的人物で、その生涯は小説にもなっています。 
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藤沢周平著「市塵」

新井白石は白岡市とゆかりの深い人物です。白岡市野牛地区の領主を務め、幕末まで野牛は新井家の領地でした。野牛には白石直筆の漢詩など貴重な資料が残っています。

 

6月27日に「野牛文化財愛護会」の設立総会が行われ、新井白石の研究者である坂井昭先生を招き、研修会が開かれました。今回自分も参加させて頂きましたが、白石が野牛を想って書いた直筆の書簡や肖像画についての講演等があり、充実の内容でした。

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仁愛や礼儀を重視する儒教の政治を行うとともに、大胆な経済政策を進めた白石。白岡でも、道徳的な教えで野牛をまとめたと言われています。また「白石堀」と呼ばれる農業排水路を掘り、排水の便をよくして収穫力を向上させるなど、農業基盤の整備にも尽力したと伝えられています。
 

調べてみると業績が非常に幅広く、単純に括ることが難しい人物です。白石は、当時日本に密航してきた宣教師シドッチから西洋の様子や考え方を学び、その長所を取り入れようとしたそうです。そんな事から白石の事を西洋研究・近代思想の先駆者と呼ぶ学者もいます。
 

新しく建設される生涯学習施設の中でも、新井白石と野牛についてのコーナーが設けられる予定です。こういった白岡ゆかりの人物や歴史を守るだけに留まらず、もっと広く発信していけたらと思います。

6月定例会最終日 2015/6/24(水)

6月の定例会が閉会しました。最終日の6/24には提出議案の採決が行われ、一般会計補正予算、介護保険特別会計補正予算、白岡市介護保険条例と社会教育委員設置条例の一部改正議案が可決されました。また行政報告では、新生涯学習施設建設業務の契約候補者が選定されたこと等、報告がありました。

自分にとっては今回が初の定例会でしたが、良い緊張感で臨むことができました。議会の合間に先輩議員の方にも色々とアドバイス頂き、大変有り難く感じています。今後さらに内容の濃い活動を心掛け、次回の議会に向かいます。

お問い合わせ先

渡辺そういちろう事務所
〒349-0214
埼玉県白岡市寺塚31
tel:0480-53-5834
fax:0480-92-2258
>>メールフォーム

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