「今年度の予算」まとめと所感 2017/3/20(月)
白岡の平成29年度の予算が決まりました。これをもとに今年度のまちづくりが始まります。その主なものをピックアップします。(特に新しく始まる事業を中心に。)
◆概要
・予算額 150億 (3.4%増)
・市税 69億8千万 (3.2%増)
・新たな借金(市債) 20億 (19.4%増)
・借金の残高 120億4千万
◆子育て・教育の取り組み
・新たな保育所を整備 (平成30年度開所に向けて90名収容の新保育所を整備する)
・学童保育所を新設 (西第二児童クラブを新設する)
・新図書館を建設 (来年下旬の開館に向けて工事を継続 )
◆健康・医療の取り組み
・食育推進計画を開始
・健康マイレージ事業を開始 (ウオーキングなどの歩数に応じたポイント制の健康づくりを推進)
・介護予防・日常生活支援総合事業を実施
◆まちづくり・産業の取り組み
・白岡中学校周辺の新たな土地利用を推進 (商業施設の誘致など商業系土地利用への転換を検討中)
・大山・菁莪地区の活性化事業 (大学と連携した地域活性化の取り組みを行う)
・梨栽培にかかる農機具の導入費を支援
・新白岡駅西口に公衆トイレを新築
◆市民サービスの取り組み
・地域活動キックオフ事業(シニアや女性の地域活動への参加を後押しする講座などを開催する)
・市制施行5周年記念事業を開催
・住宅や店舗のリフォーム費用を補助
◆所感
あまり大きな変化はなし、というのが今回の予算の印象です。昨年からの継続事業が多く、新事業もすぐに結果が出るものというよりも、準備段階のものが多かったです。その中でも「白中周辺の土地利用」は議会でも話題の案件です。今は大部分が農地として利用されている白中周辺に商業施設などを誘致し、賑わいのエリアとして開発する事が検討されています。もちろん地権者の方がいらっしゃいますので、今は意見を集約中の検討段階です。「いつまでに具体的な方向性を決定するのか」という質問も行いましたが、具体的なスケジュールはまだのようです。
もう一点気になるのは公共施設や公共インフラの維持管理です。これから老朽化が進む施設や道路、橋なども増えてきますが、財政的な課題はクリアできていません。この点の提案や監視は議会の役割でもありますので、しっかり取り組んでいきます。