文化庁移転と縦割り行政 2016/3/27(日)
文化庁の移転ももちろん大事なのですが、何よりもまず「復興庁」を東北に移転させて、震災復興を加速させるべきではないかという考えが浮かびます。復興庁が霞が関にどっしりと構えて東北からの陳情をお待ちしますよというスタイルではなくて、東北に力強い復興の核をつくり被災地の現実に寄り添った施策や意思決定を行うことができれば、復興のスピードが変わってくるはずです。しかし、被災3県からは提案がなかったそうです。
実際のところ、復興といっても、例えば住宅や道路などを整備するのは国土交通省、除染に関しては環境省など、予算と権限が各省に渡っていて、復興庁のみが移転してきても効果を発揮できないという考えがあるようです。つまり復興庁には独自で復興に関する横断的な施策を実行する権限が無いという事になります。
地方分権や地方創生をもちだすときに、ここは重要なポイントです。東北だけでなくて、地方自治体も同じです。本当の分権とは何なのか。結局のところ、この「縦割り行政」を超える力が、どこかで必要なのではないでしょうか。地方分権や地方創生は、単なる機能移転ではなくて、地方が持っている力が本当に動くシステムを構築していくことが必要なのではないかと思います。