新白岡駅のムクドリの追い払い 2021/8/22
先日、市環境課によるムクドリの追い払いが実施されました。新白岡の住民の方からムクドリの糞害や鳴き声で悩まされているというご相談がありました。
環境課と話したところ、これまでも何度も忌避音などで追い払いを行っているが効果がなかったとの事でした。ムクドリは夜、駅周辺に異様な数が集まってきます。外敵も少なく、緑と明かりがある所をねぐらとしているようです。
この日も様々な方法でムクドリの追い払いを行いましたが、根本的な解決には至らないのが現状です。忌避音や鷹匠での追い払いも一時的なものであり、一度追い払っても翌日には戻ってきてしまいます。駅周辺の樹木を伐採する事には自分は賛成できません。糞の清掃や樹木に防鳥ネットを張るなどの対応は必要ではないかと市と協議しています。
本来ムクドリは山林に生息していましたが、開発によってねぐらを失ったムクドリが市街地に生息場所を移していると言われています。都市開発などで様々な自然環境が失われてきましたが、ムクドリの大量発生はそのしっぺ返しでもあるわけです。
ムクドリの生態からどのような対策が有効であるか、広域的な視点で研究する事が必要と感じました。また生態系を維持するための自然環境の在り方や保全についても考えていかなければならないと思います。