野々市市にて「協働」を考える 2015/7/29(水)
野々市市は金沢のベッドタウンと呼ばれ、白山市とは対照的に単独市制の道を選んだ自治体です。昨年の東洋経済の全国住みやすさランキングでは全国2位に選ばれ、人口は5万人超と白岡市とも共通点があります。
野々市市の平均年齢は40歳、議会も30代から50代の議員が多く、若い住民が多い市です。市内には金沢工業大学と県立大学があり学生も多く住んでいます。市役所はガラス貼りのきれいなオフィスです。
野々市市では市民協働のまちづくりを推進しています。市民協働とは、市民と行政又は市民同士が、ともに協力し合いながらまちづくりを進めていく取り組みです。白岡市の市議会議員選挙でも何人かの候補者の方がこの「市民協働」を訴えていました。
「市役所の仕事を市民に代わりにやってもらうこと」ではなく、「まちづくりを共に行うこと」が本来の考え方です。「市民」という言葉の中にはそのまちで活動するNPOや企業、学生も含まれます。
野々市市では毎年、提案型共同事業としてまちづくりのアイデアを募集しているそうです。選ばれた団体に対して補助金を出し、実現に向けて行政がサポートを行います。いくつか紹介頂いた中でも面白いものがあります。
Spending Nonoichiは世界で広がるオープンデータや市民向けのwebサービスを野々市市に導入していこうという団体です。Where Does My Money Go?というサイトでは、自分が使った税金が野々市のどこに使われているかがわかります。これもITを使った市民協働のかたちです。別団体ですが市民による子育て情報サイトの開設も予定されているようです。
劇団nonoという市民劇団では野々市の民謡をもとにした紙芝居劇や演劇を上演し、野々市に伝わる民話を楽しく、わかりやすく伝える活動をしています。その他にもコミュニティ・カフェを開き、カルチャー教室などを実施しながら市民が交流できる居場所づくりを進める団体などもあります。
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野々市市は大学とも連携し、市民協働の取り組みを進めているそうです。市民に身近なサービスや地域特性を活かしたまちづくりを進めていくためには学校や企業、地域の人々それぞれが連携していくことが望まれます。現実には色々な問題点もあり、難しい取り組みです。まちづくりに関する情報をオープンにする透明性や市民との対話など、まず議員や行政ができることから心がけていくことも必要かと思っています。
そういえば前日に行った白山市では、豪雪地帯の雪を逆手にとって「雪を楽しもう」と始めた「雪だるままつり」が市を代表する観光イベントになっていると聞きました。これも市の若者たちが自発的に始めたものだそうです。
様々な人が様々な角度からまちづくりに関わるようになると、地方自治はもっとダイナミックになっていくかもしれません。